介護職員って他の職よりも悩みが多く感じますよね…
でも、実際に他職種も経験している私が断言しますが、介護職は圧倒的に問題や悩みに直面する数が多いです!
と〜〜〜っても気持ちはわかります
そこで、本記事では介護職経験のある筆者が、現役の介護職員の方に向けて、専門性の高い相談ができる場所や方法をご紹介します。
- とにかく話だけ聞いてほしい
- ストレスを発散したいから共感してほしい
- 理解のある人に解決方法を教えてほしい
さまざまなニーズに合わせた相談先を解説してきます。
普段頑張っている介護職員の皆さんの悩みが少しでも解決するお手伝いができたら嬉しいです。
今すぐ相談先を知りたい方向け
サービス名 | ココナラ | こころの耳 | 都道府県の窓口 |
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画像 | |||
オススメ度 | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
ポイント | 介護職員経験のある人に相談ができる | 厚労省が運営 | 直接訪れて相談可能 |
営業時間 | 相談者によって日中や夜間・休日も相談可能 | 月火の17時〜22時土日の10時〜16時 | 場所によってことなるが基本的に平日の日中 |
費用 | 100円〜 | 無料 | 無料(電話代は有料) |
【吹き出し】詳しくはこちらで解説しています。
介護職員は悩みを非常に抱えやすい
介護のお仕事は「人のためになる仕事」とはいえ、悩みが多い業界であることも事実。
ただでさえ、体力が求められる場面が多いのに、施設のスタッフや介護者との人間関係による精神的な消耗もありますよね。
Yahoo知恵袋や介護情報の掲示板には毎日多数の悩みが投稿されており、介護職員の方はみなさん少なからず悩みを常に抱えていることがわかります。
介護職員が抱える悩みのタイプ別TOP3
公益財団法人:介護労働安定センターの調査結果を元に、実際の介護職員のアンケート結果を下記にまとめて紹介します。
調査によって介護の悩みは大きく分けて下記の4つに分類されました。
- 労働面
- 職場の人間関係
- 利用者とその家族との関係
- ハラスメント
体力仕事なのに、スタッフや利用者との距離が近いことから精神面での悩みも尽きないのが介護職員の大変なところです。
労働条件の悩みトップ3
人手が足りない | 全体の52.1%が回答 |
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仕事内容の割に賃金が低い | 全体の41.4%が回答 |
身体的負担が大きい | 全体の29.8%が回答 |
人手が足りず、身体的な負担が大きいのに、それに見合った賃金が受け取れていないと感じている方が半数以上に。
職場の人間関係の悩みトップ3
部下の指導が難しい | 全体の20.3%が回答 |
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自分と合わない上司や同僚がいる | 全体の20.2%が回答 |
経営層や管理職等の管理能力が低い | 全体の19.7%が回答 |
1位は上司から部下へ、2位は部下から上司へと、それぞれの立場でお互いに悩みを抱えているようです。
利用者やその家族への悩みトップ3
利用者は何をやってもらっても当然と思っている | 全体の19.7%が回答 |
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利用者の家族が必要なサポート・理解をしてくれない | 全体の16.1%が回答 |
良いと思ってやったことが利用者に理解されない | 全体の13.7%が回答 |
こちらは非常に共感できますね。
福祉の精神で良かれと思って行ったことが理解されなかったり、すべて当たり前だと思われてしまうと悲しくなってしまいます・・・
ハラスメントの悩みトップ3
脅迫・名誉毀損・侮辱・ひどい暴言(精神的な攻撃) | 全体の8.1/%が回答 |
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隔離・仲間外し・無視(人間関係からの切り離し) | 全体の4.1%が回答 |
私的なことに過度に立ち入ること(個の侵害) | 全体の4.0%が回答 |
割合こそ低いですが、どの施設においても少なからず、このようなハラスメントの実態があります。
職場に相談できる場所がある施設はどのくらい?
介護職員が悩みを抱えやすいことは国も認識しており、施設側に相談窓口を設置することを推奨しています。
引用:相談できる担当者や「相談窓口」の有無(介護保険サ-ビス系型別)
しかし「何か悩みがある場合に相談できる担当者や相談窓口の有無についてのアンケートでは、「ある」という回答が43.5%、「ない」が 33.1%、「わからない」が 21.1%となっています。
施設側も認識しているはずですが、半数以上の施設で相談窓口が用意されていないのが実態です。
介護職員が相談できるサービス3選
お待たせしました。ここからは悩みを抱えるあなたのためにオススメしたいサービスを3つ厳選してご紹介します。
- 知り合いには話せない悩みがある
- とにかく話だけでも聞いてほしい
- 本当に辛いので解決策を一緒に考えてほしい
など、ここで紹介するサービスはどんな相談の需要にも応えてくれるはずです!
1.ココナラ|相談のプロに電話やチャットで相談可能
筆者がオススメしたいのが、スキルシェアマーケットのココナラです。
よく占いやデザインの仕事依頼ができるサービスとして認知されていますが、専門家に電話で相談することができます。
- 匿名かつ完全に個人情報を伏せて相談可
- 1分単位での料金設定なので、気が済むだけ相談可能
- 介護職員の経験がある方が相談に乗ってくれる
看護師、社会福祉士、ケアマネなど、介護職員として働いた経験のある方が相談に乗ってくれる点は非常に心強いポイントです。
経験に基づいた共感やアドバイスがもらえるのは嬉しいですよね。
ココナラで相談した人の口コミ
介護現場で働いて数年経ちます。
ストレスが限界でこちらの電話サービスを発見し購入させて頂きました。
仕事の愚痴や人間関係の悩みなど、いっぱい聞いてくださいました。
パワハラも酷く精神的に不安定になっていたので、すごくすごく癒されましたヽ(;▽;)ノ
優しくて包み込むような癒される声でした。
共感力がハンパなくて、とても素敵な出品者様です✨
明日からまた仕事頑張れそうです!
これまではチャットのサービスをリピートで購入しておりましたが、初めて通話でのサービスをお願いしました。
とても信頼している出品者様なので、安心してお願いすることができました。
通話でも親切丁寧な対応は変わらず、とても満足です。
ありがとうございました。
利用者の方も非常にスッキリした気持ちになっていますね。
2.こころの耳|厚生労働省が運営
続いて紹介するのは国が運営するこころの耳というサービスです。
労働者の方だけでなくその家族も含めて精神の不調についての相談、過労働による健康被害の防止についても無料で相談できます。
プライバシーも厳守されるので安心して相談可能です。
営業時間が限られているのでその点は注意が必要です。
URL | https://kokoro.mhlw.go.jp/tel-soudan/ |
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電話番号 | 0120-565-455(フリーダイヤル) |
営業時間 | 月曜日・火曜日 17:00~22:00 / 土曜日・日曜日 10:00~16:00(祝日、年末年始はのぞく) |
3.都道府県ごとに個別に運営している相談窓口
お住まいの地域の相談局に直接相談できるような場合もあります。
例えば愛知県では下記のような窓口が用意されています。
https://www.pref.aichi.jp/soshiki/korei/kaigosyokuin-soudan.html
「〇〇県 介護職員 相談」のように調べてみると見つけることができます。
番外編|労働条件の改善なら「都道府県別の労働局」
悩みの種類が労働環境に特化しているのであれば、労働局に相談するのがオススメです。
- 残業代が出ない
- セクハラ・パワハラを受けている
- 給与が支払われていない
- 休暇を取らせてくれない
など、あなたの施設で違法行為が行われている場合は国に動いてもらうように相談することが効果的です。
URL | https://www.check-roudou.mhlw.go.jp/soudan/index.html |
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電話番号 | 都道府県別の労働局ごとに異なる |
営業時間 | 都道府県別の労働局ごとに異なる |
人に相談することで得られるカタルシス効果
相談サービスを使うことに少し不安がある方もまだ多いはずです。
しかし、人に相談することで実は心理学でも証明されている大きなメリットがあります。
それは「カタルシス効果」です。
「カタルシス = 浄化」という意味です。
その名の通り、心が浄化されるという効果です。
身近な例でいえば、感動する映画を見て号泣した後に心がスッキリしている現象です。
これと同じように、ネガティブな感情をあえて言葉にしたり、抱えている感情を表に出すことでストレスを緩和することができます。
また、人は人と関わることに喜びを感じドーパミン(幸福を感じるホルモン)が出るため、第三者に相談するという行為は自分のメンタルヘルスケアをすることにおいて、とても価値のある行為なのです。
私も1人で溜め込んで爆発するタイプでした。
ですが一度、他の人に相談する良さに気づくと「なんでももっと早く相談しなかったんだろう!」と今は思います。
悩んでいるだけでは時間がもったいないので、ぜひアクションを起こしてみてください。