保育施設の事例
施設名: 保育園
お迎えの連絡時に配慮不足で母親を怒らせた事例
対応者
対応者 保育士
対応者 女性
お相手
寝たきり度 わからない
認知症の状況 わからない
性別 女性
事例・対処法の要点まとめ
お迎えの連絡時に配慮不足で母親を怒らせてしまった。
相手の気持ちを考えた発言が出来ていなかった。
保護者の気持ちを考え、日頃から信頼関係を築いていくことが大切。
トラブルが起きた背景
10年以上前ある保育所で勤めていた頃の話です。当時1歳だったS君が発熱し保護者にお迎えをお願いしました。
次の日に、帰宅後すぐ解熱したと言ってS君は登園したのですがまた発熱。それが連日続きました。
通院を勧めましたが、帰宅後には解熱していると言って母親は自宅療養させるだけでした。
そんなことが続き、担任だった私がS君を受け入れした際に「最近発熱続いてるので、もしまた発熱したらご連絡しますね」と伝えました。
すると、「どうしてそういうこと言うんですか!?連れてくるなってことですか!」と母親は怒って行ってしまいました。
結局その日もS君は発熱し、お迎えに来てもらい通院し薬をもらうと少しずつ元気になっていきました。
対応者の中での対応
連絡することは決まりなので仕方のないことでしたが、その時は相手の気持ちを考えていなかったかもしれません。
母親も仕事を連日早退しなければならなかったので、やりきれない気持ちがあったのでしょう。そういう気持ちを受け入れる言葉があったほうが、母親にとって良かったのかもしれません。
今後同じ事例が起きた時の対処法
子どものことを第一に考えるのは必要ですが、同時に保護者の気持ちを考えることも大切です。
保護者も頼れる人が近くにいるとは限らないので、一人で全部背負ってしまって気持ちに余裕がなくなっているのかもしれません。
そんな時に、少しでも保護者の気持ちに寄り添ってあげられる保育者であると、その後のやりとりの中で「そういえばうちの子……」とふとした時に相談があるかもしれません。
日頃から信頼関係を築いていくことが大切です。