保育施設の事例
施設名: 保育園
こだわりのある保護者が提供している給食に対し注文をつけた事例
対応者
対応者 保育士
対応者 女性
お相手
寝たきり度 わからない
認知症の状況 わからない
性別 女性
事例・対処法の要点まとめ
保育園の給食について、アレルギーと無関係の注文があった事例
対応可能範囲と子ども目線での意見をお伝え、対応不要となり解決
園としてできる最大の提案をしたのちに、保護者に最終判断を委ねる
トラブルが起きた背景
離乳食から幼児食に徐々に移行をしていく中での保育園内での作成・提供する給食への保護者からの不満。
「うちの子だけ砂糖を使わないでほしい。」
「ヨーグルトにジャムをかけないで。」
などといったアレルギーとは関係ない保護者こだわりの内容だった。
さすがに1人のために特別に調味料を変えて特別に料理をすることは難しいと伝えた上で、ジャムをかけない等トッピングを省くことは出来るということを伝えるとしぶしぶ納得。
「お子さんが、他の子にはジャムがかかってて自分だけかかっていないのを見たら悲しい気持ちになるかもしれませんが大丈夫ですか?」
「また、どのようにお子さんに理由をお伝えしたらよろしいでしょう」
と伝えると明日まで考えてきますとの返答。
翌日「やはり他の子達と同じで構いません。すみませんでした」
といった回答が返ってきたので解決した。
対応者の中での対応
良かった点
・子供目線でどう思うかといったことを保護者に伝えることができたこと。
・保護者に疑問形で対応を考えてもらうように促せたこと。
・否定をするのではなく、園としてここまでなら対応可能ですという協力体制をお伝えできたこと。
今後同じ事例が起きた時の対処法
全くできないと言うと反感を買ってしまうので、今回のジャムなら省けるのように「ここまでならできますよ」といった協力体制の意見をお伝えすること。
そうすると保護者の方は寄り添ってくれていることに安心して信頼感を持ってくれると思う。
また、保護者の方に伝えるだけでなく質問をすることで、より本質の意見も聞くことができる。
まずは最後まで話を聞いて、その上で園としてできる最大の提案をしたのちに保護者に最後の判断は委ねるという形がいいのではないかと思う。