保育施設の事例

施設名: 保育園

保育士の伝達ミスで園児の誤食が起きた事例

対応者

対応者

対応者 その他

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 わからない

認知症の状況 わからない

性別 女の子

事例・対処法の要点まとめ

保育士の伝達ミスで園児の誤食が起きた。

解除届が出ていたから乳製品を提供したので調理した側としては間違ったことはしていないのですが、子どもさんがアレルギー症状を出して辛い思いをしたことを申し訳ないと思い、最初に栄養士の私と実際に調理した調理員とで謝罪したことが保護者の調理した私たちに対する印象を良くし、誠意が伝わったと思います。悪くないと思っても、子どもさんのことを真っ先に考えてまず謝ることは重要だと実感しました。今回は保育士との連携不足だったことが一番の原因でしたが、体調が悪い時にはアレルギー症状が出るということはまだ解除届を出す段階ではないということを保護者には理解してもらいたかったです。この時はそこまでの話はできませんでした。朝の子どもさんの受け渡しを対応する保育士にもしっかりと理解してもらって、アレルギー症状の出る園児に対する危機管理を実感してもらいたかったのですが、忙しさに負けて連絡してもらえないことは他にも多々あり今後の課題となりました。連絡ミスは起こりうることなので、起こっても問題にならないように今後はまだ乳製品は提供しないということを別の機会の話し合いで保護者には納得してもらいましたが、今後またアレルギーを持つお子さんが入園する可能性があるので、保育園のマニュアルを考え直してより細かく設定して作り直す必要があると思っています。アレルギー児に対する対応は本当に神経を使うべき事案だと思いました。

アレルギー症状のあるお子さんには本当に神経を使って給食を作っているのですが、連絡ミスや連携不足で苦労が水の泡になってしまうことがわりとよくあります。保育士さんは調理や栄養に関しては専門ではないので、私たち栄養士が当たり前のことと思っていることをよく分かっていないこともあります。月に一回でもいいので、アレルギーや栄養についての研修会を開いてお互いに知識を深めてもらう機会を作るようにしたら良いと思います。そして日頃からコミュニケーションが取りやすい人間関係を構築していきましょう。

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トラブルが起きた背景

Hちゃんは小麦・卵・乳製品のアレルギーがある園児で、入園以来Hちゃんにはそれらの食品を除去して給食を作っていました。Hちゃんが入園して一年が過ぎた頃、保護者から乳製品のアレルギーが治ったという報告があったので乳製品アレルギー解除届を出してもらいました。その日の午後のおやつは「ヨーグルトのフルーツ和え」でした。今まではヨーグルトは乳製品なのでHちゃんには提供せずフルーツのみを食べてもらっていましたが、解除届が出ていたので提供し保育士が食べさせました。すると食べた直後にお腹の部分に蕁麻疹が出たのです。保育士が慌てて患部を冷やし同時に保護者に連絡を入れました。一時間後くらいに保護者が来た時にはもう蕁麻疹は治っていて事なきを得ました。管理栄養士の私が謝罪したあとに乳製品の解除届が出されていたのでヨーグルトを提供したことを保護者に伝えると、保護者から体調の悪い時は乳製品は提供しないでほしいということを保育士に伝えていたと言われました。その日Hちゃんは体調が悪かったようでしたが、そのことは保育士から給食室には伝わっていませんでした。給食室と保育室との連絡が出来てなかったことを謝罪して、保護者は大事に至らなかったこともあり納得してくれました。

対応者の中での対応

解除届が出ていたから乳製品を提供したので調理した側としては間違ったことはしていないのですが、子どもさんがアレルギー症状を出して辛い思いをしたことを申し訳ないと思い、最初に栄養士の私と実際に調理した調理員とで謝罪したことが保護者の調理した私たちに対する印象を良くし、誠意が伝わったと思います。悪くないと思っても、子どもさんのことを真っ先に考えてまず謝ることは重要だと実感しました。今回は保育士との連携不足だったことが一番の原因でしたが、体調が悪い時にはアレルギー症状が出るということはまだ解除届を出す段階ではないということを保護者には理解してもらいたかったです。この時はそこまでの話はできませんでした。朝の子どもさんの受け渡しを対応する保育士にもしっかりと理解してもらって、アレルギー症状の出る園児に対する危機管理を実感してもらいたかったのですが、忙しさに負けて連絡してもらえないことは他にも多々あり今後の課題となりました。連絡ミスは起こりうることなので、起こっても問題にならないように今後はまだ乳製品は提供しないということを別の機会の話し合いで保護者には納得してもらいましたが、今後またアレルギーを持つお子さんが入園する可能性があるので、保育園のマニュアルを考え直してより細かく設定して作り直す必要があると思っています。アレルギー児に対する対応は本当に神経を使うべき事案だと思いました。

今後同じ事例が起きた時の対処法

アレルギー症状のあるお子さんには本当に神経を使って給食を作っているのですが、連絡ミスや連携不足で苦労が水の泡になってしまうことがわりとよくあります。保育士さんは調理や栄養に関しては専門ではないので、私たち栄養士が当たり前のことと思っていることをよく分かっていないこともあります。月に一回でもいいので、アレルギーや栄養についての研修会を開いてお互いに知識を深めてもらう機会を作るようにしたら良いと思います。そして日頃からコミュニケーションが取りやすい人間関係を構築していきましょう。

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