保育施設の事例
施設名: 幼稚園
園児が不安を感じ他児を引っ掻いた事例
対応者
対応者 幼稚園教諭
対応者 女性
お相手
寝たきり度 わからない
認知症の状況 わからない
性別 男の子
事例・対処法の要点まとめ
園児が不安を感じ他児を引っ掻いた。
良かった点は、クラスであった事を1人で抱え込まず保育士間でいち早く共有して、見守る大人を増やす対応ができた点です。 悪かった点は、Kくんのドキドキした気持ちに、クラスメイトに手を挙げるまで十分な心のフォローができていなかった事です。
途中入園してきた子供の一生懸命に新しい環境に慣れようとする気持ち、気疲れを、担任やクラスに関わる先生達は感じてあげて欲しいと思います。 日々の保育で忙しいのはもちろん承知ですが、「もう慣れてきたかな?」と自分で確信が持てるまでは「まだ保護者の方と離れたことで精一杯なんじゃないかな。」と心の隅では思いながら見守ってあげられたら、クラスメイトを傷つけるという悲しい経験をKくんにさせてしまうことはなかったのではないかと思います。傷つけられたAくん、Aくんの保護者の方も心が痛い経験をさせてしまい、ずっと反省している出来事です。 出来るだけ怪我はないように未然に防げるよう日頃の心のフォローや、見守りの抜けがないように出来たらとても良いと思います。
トラブルが起きた背景
私は年少のクラスを受け持つ担任でした。12月に3歳の誕生日を迎えた男の子(Kくん)が途中入園してきました。身体も小さく活発な男の子で、クラスの子達は「弟」「自分よりも幼い子」という感じに身の回りの世話を焼いたり一緒に遊んだりしていました。入園から二週間後のある日、Kくんが帰りの用意の時間にクラスメイトの男の子Aくんの顔を引っ掻いてしまいました。話を聞いても明確な理由はなく隣で帰りの用意をしていただけのようでした。Kくんは新しい環境へ慣れることで精一杯で、帰りの時間のザワザワ忙しい雰囲気にドキドキしてしまったのではないかと思いました。Aくんの傷を冷やしKくんに叩くことはダメだと伝えました。
Aくんの保護者の方には事情を説明して謝り、クラスには帰りの時間にはもう1人先生をつけてもらいしばらく様子を見るという対応をしました。担任の私はKくんとの関わりを増やし心に寄り添えるように心がけました。
対応者の中での対応
良かった点は、クラスであった事を1人で抱え込まず保育士間でいち早く共有して、見守る大人を増やす対応ができた点です。
悪かった点は、Kくんのドキドキした気持ちに、クラスメイトに手を挙げるまで十分な心のフォローができていなかった事です。
今後同じ事例が起きた時の対処法
途中入園してきた子供の一生懸命に新しい環境に慣れようとする気持ち、気疲れを、担任やクラスに関わる先生達は感じてあげて欲しいと思います。
日々の保育で忙しいのはもちろん承知ですが、「もう慣れてきたかな?」と自分で確信が持てるまでは「まだ保護者の方と離れたことで精一杯なんじゃないかな。」と心の隅では思いながら見守ってあげられたら、クラスメイトを傷つけるという悲しい経験をKくんにさせてしまうことはなかったのではないかと思います。傷つけられたAくん、Aくんの保護者の方も心が痛い経験をさせてしまい、ずっと反省している出来事です。
出来るだけ怪我はないように未然に防げるよう日頃の心のフォローや、見守りの抜けがないように出来たらとても良いと思います。