保育施設の事例
施設名: 認定こども園
園児同士で絵本の取り合いが起きた事例
対応者
対応者 保育士
対応者 女性
お相手
寝たきり度 わからない
認知症の状況 わからない
性別 男の子
事例・対処法の要点まとめ
園児同士で絵本の取り合いが起きた。
人気の絵本を取り合いする子供達に声を掛け、不公平無のジャンケンで本を使う人を決めたことは良かったと思います。ただその後なかなか他の子供に絵本を貸そうとせず本を振り回したSくんの気持ちを聞かないでいきなり強く叱ったことは良くなかったと思います。
Sくんが絵本を独り占めして他の子供に貸そうとせず、促すと怒って泣いて暴れそうになったので自分も少しイライラしてしまったことを反省しています。本来必要な対応としては、Sくんの気持ちを聞いてその気持ちを共感しつつこんな時はどうしたら良いかということを教えることだと思います。例えば今回なら「まだ読んでいたかったよね、恐竜かっこいいもんね。YくんやTくんも恐竜好きみたいだよ。もうちょっと読んだら貸してあげようか」等という声掛けをするべきでした。子供の泣き声や怒りに保育者が感情的にならず冷静に接することが大切だと痛感しました。
トラブルが起きた背景
4歳児クラスのヘルプに入った時の話です。4歳児クラスでは午前の遊びや給食が終わった時間に園児一人一人が自分が好きな本を本棚から取ってきて自分で読むという時間を設けているのですが、その日は恐竜の図鑑を取り合う男の子が数名いました。その姿を見て私は「恐竜はかっこいいよね、人気があるから誰が読むかジャンケンで決めようか」と声を掛けました。ジャンケンをして勝ったSくんは誇らしげに両手で恐竜の本を掲げました。それを羨ましそうに見ていたYくんやTくんでしたが、Sくんは自分がその本を読み終わっても一向に他の子に貸してあげようとしませんでした。見かねた私がSくんに「終わったら他のお友達にも貸してあげようね」と声を掛けましたが、そのことに納得がいかないSくんは本を振り回して他の子を近づけない様に怒って泣いたので「いじわるしないで、他のお友達にも貸してあげてよ!」と思わず私は強く叱ってしまいました。
対応者の中での対応
人気の絵本を取り合いする子供達に声を掛け、不公平無のジャンケンで本を使う人を決めたことは良かったと思います。ただその後なかなか他の子供に絵本を貸そうとせず本を振り回したSくんの気持ちを聞かないでいきなり強く叱ったことは良くなかったと思います。
今後同じ事例が起きた時の対処法
Sくんが絵本を独り占めして他の子供に貸そうとせず、促すと怒って泣いて暴れそうになったので自分も少しイライラしてしまったことを反省しています。本来必要な対応としては、Sくんの気持ちを聞いてその気持ちを共感しつつこんな時はどうしたら良いかということを教えることだと思います。例えば今回なら「まだ読んでいたかったよね、恐竜かっこいいもんね。YくんやTくんも恐竜好きみたいだよ。もうちょっと読んだら貸してあげようか」等という声掛けをするべきでした。子供の泣き声や怒りに保育者が感情的にならず冷静に接することが大切だと痛感しました。