保育施設の事例
施設名: 幼稚園
子供の発達を心配した保護者から相談された事例
対応者
対応者
対応者 女性
お相手
寝たきり度 わからない
認知症の状況 わからない
性別 男の子
事例・対処法の要点まとめ
子供の発達を心配した保護者から、療育に通わせるか相談を受けた。
保護者の話を聞き、日々の様子を伝えて話し合った。
子どもの様子をしっかり見て、保護者の気持ちに寄り添いながら話し合いを進めていくことが大切。
トラブルが起きた背景
Y君とY君が3歳の頃、未就学園児クラスに通っていた時のことです。
幼稚園入園前のプレ通いとして10名程が在籍していました。
Y君二人は第一子で、お母さんも我が子のプレ生活を楽しんでいました。
幼稚園入園手続きの11月前、お母さん達から我が子の発達の様子を気にするお話がありました。
Y君二人は落ち着きがなくなかなか椅子に座っていられず言葉も出ずにいました。
そのため指差しが多かったです。
担任を含む3〜4人の職員配置で保育をしていましたがそのうち二人はY君二人に付く形でした。
入園手続きが近づいた頃、保護者から担任に相談がありました。
このまま入園させるのか療育に通った方が本人のためなのかというものでした。
もちろん発達障害にも個人差はあるので一概には言えません。
しかし、二人が幼稚園に通った場合、結局上手く集団生活についていけず楽しめないのであれば、Y君達のペースに合わせた療育の方が良いかもしれないと言うことになり、幼稚園には入園せず療育に通うことになりました。
対応者の中での対応
Y君達の保護者の心配する気持ちをしっかり聞き安易に「大丈夫ですよ」等と答えず、日々の様子をしっかり伝え今後のことについて話したことが良かったと思います。
今後同じ事例が起きた時の対処法
発達障害の子ども達は、なかなか集団生活についていくことが難しいことがあります。
幼稚園と言う集団生活の場では、毎日が居心地の悪い場所になってしまうこともあります。
加配がついてみんなと過ごせて行ける場合もありますが、それぞれの様子をしっかり見て、保護者の気持ちに寄り添いながら話し合いは進めていくべきだと思います。
何よりも、子ども達が無理のない楽しい日々を過ごせることが大事だと思います。
療育に通うことにより少しずつ言葉が出てくるようになったり、個別や少人数で見てもらえるので保護者の方も安心できる場所でもあります。
うちの子の発達が気になるという保護者の方は意外といるのかもしれません。
日々の様子を丁寧に伝えながら密にコミュニケーションを取り、子どもに合った提案ができたらと思います。