保育施設の事例
施設名: 保育園
普段迎えに来ない父親のお迎え時間が予定より20分以上遅れた事例
対応者
対応者 その他
対応者 女性
お相手
寝たきり度 わからない
認知症の状況 わからない
性別 男性
事例・対処法の要点まとめ
普段迎えに来ない父親のお迎え時間が予定より20分以上遅れたため、たとえ話を交えて注意したところ、誤解した母親から電話があった。
園長がすぐに対応してくれ、誤解を解くことが出来た。
相手の事情を汲んだ声掛けや、起こり得るトラブルを想定しておくことが大切。
トラブルが起きた背景
当園ではお迎え時間、お迎えの人を連絡帳に記入することになっています。
この週は父親が夏休み期間ということで、普段お迎えに来ない父親がお迎えに来ることになっていました。
初日は連絡帳に記載された時間より15分遅れて来ましたが、許容の範囲ということで保護者に特別な対応はしませんでした。
しかし翌日、予定より20分以上遅れたため担任のK先生より、たとえ話も交えて「〇時にお迎えの子がいるからお散歩には行かずに過ごそう、ということにもなるので、お迎えに遅れる際は連絡をお願いします」と伝えました。
その後母親より園に電話があり、「息子が〇時お迎えだったので、他の子がお散歩に行けなかったと伝え聞いた」と話がありました。
対応者の中での対応
電話口で対応した者が事情を知らず即座に対応できませんでしたが、園長、担任とその場にいた私の話で真相が分かり誤解を解くことができました。
物事を伝える際には、相手の表情や反応から理解度を図る必要があると感じました。
普段お迎えに来ない父親は、園の細かいルールを知らず、悪気なく遅れて来ていました。
そこでネガティブな注意を受けていくらかショックを受けていたのかと思うと、うまく伝わらなかったことが残念でした。
相手によって伝え方(雰囲気、場所、言葉遣いなど)を変える必要性を感じましたし、園長がすぐに事情を聞いてくれて、対処を考えてくれたので抱え込むことなく、次につなげることが出来ました。
今後同じ事例が起きた時の対処法
事が大きくなる前から園長など上司と共有することが大事だと学びました。
例えば15分遅れてきた日に「電車が遅れていたのですか?」など相手の事情を汲んだ声かけをしたり、園長に「いつもお迎えに来ない父なのでルールを知らない可能性がある」と相談すれば具体的なアドバイスを受けられると思いました。