保育施設の事例

施設名: 幼稚園

保育士が保護者のことを考えた言葉選びができない事例

対応者

対応者

対応者 幼稚園教諭

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 わからない

認知症の状況 わからない

性別 女性

事例・対処法の要点まとめ

保育士が保護者のことを考えた言葉選びができない。

初めにIさんから「気にかけてほしい」と言われた時、Iさんの気持ちをあまり考えずに伝えたため怒らせてしまったのだと思う。 問題を起こしてしまった後は、主任と相談しながらすぐに対応したことで怒りは収まった。私だけではなくて、主任も一緒にIさんの気持ちを受け止めてくださったことが良かったのだと思う。 その後は、Iさんからの応答がなくてもMちゃんと向き合い様子を伝えることで、我が子のことを見てくれていると伝わり私と話をしてくれるようになった。でもIさんは何かあれば担任の私ではなく、主任を通して伝えるようになった。一度信頼関係を崩してしまうと、どのような対応をしても取り戻せないと感じた。

自分が思っている以上に保護者は子供のことを大事に思っているし、心配事もたくさんあることを頭に置いておく必要がある。そして保育者の伝える言葉によって、保護者の心配事が軽くなる場合もあれば、不信感や怒りとなる場合もある。信頼関係は一度崩してしまうと取り戻せないこともある。相手のことを考えた言葉選びが必要になる。 また園児の問題や心配事と同時に、保護者との問題も他の先生に相談することは大切。しかしそれが全て正しいとは限らないため、複数の先生または園長、副園長、主任の意見も聞く。すると失敗することが減り、失敗を1人の先生が抱え込まずに済むことにつながるのではないかと思う。

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トラブルが起きた背景

私が社会人1年目で担任をした時の6月。Mちゃんのお母さん(Iさん)に「娘(Mちゃん)がT君に叩かれている」から心配で気に掛けてほしいと言われた。
そのため私は翌日、保育中T君に「T君に叩かれてMちゃん嫌なんだって。Mちゃんのお母さんが言ってたよ」と伝えた。そのことを帰りのバスで会えたMちゃんのお母さん(Iさん)に、私は「T君に、Mちゃんが叩かれて嫌だったことをMちゃんのお母さんが言ってたよ!と伝えました」と言った。すると「どういうことですか!」とIさんは怒った。
私はIさんに「気にかけてほしい」と言われた時ベテランの先生に話していた。するとベテランの先生に「Mちゃんのお母さん(Iさん)が言ってたよって言っておきなさい」と言われ、T君にも伝えるし保護者(Iさん)にも伝えてしまったのだ。
まだ他の子もバスに乗っていたため、涙を堪えながら園に戻った。すると門で主任が待っていた。Iさんは怒りを先に電話で主任に伝えていた。
個室で主任になぜIさんが怒り、自分は何をしてしまったのか話した。
その後私はIさんへの謝罪の言葉を考えて電話をした。怒りは収まったものの信頼関係は取り戻せなかった。Iさんの応答がなくても、私はひたすらIさんに会った時や連絡帳でMちゃんの園での様子を伝えた。

対応者の中での対応

初めにIさんから「気にかけてほしい」と言われた時、Iさんの気持ちをあまり考えずに伝えたため怒らせてしまったのだと思う。
問題を起こしてしまった後は、主任と相談しながらすぐに対応したことで怒りは収まった。私だけではなくて、主任も一緒にIさんの気持ちを受け止めてくださったことが良かったのだと思う。
その後は、Iさんからの応答がなくてもMちゃんと向き合い様子を伝えることで、我が子のことを見てくれていると伝わり私と話をしてくれるようになった。でもIさんは何かあれば担任の私ではなく、主任を通して伝えるようになった。一度信頼関係を崩してしまうと、どのような対応をしても取り戻せないと感じた。

今後同じ事例が起きた時の対処法

自分が思っている以上に保護者は子供のことを大事に思っているし、心配事もたくさんあることを頭に置いておく必要がある。そして保育者の伝える言葉によって、保護者の心配事が軽くなる場合もあれば、不信感や怒りとなる場合もある。信頼関係は一度崩してしまうと取り戻せないこともある。相手のことを考えた言葉選びが必要になる。
また園児の問題や心配事と同時に、保護者との問題も他の先生に相談することは大切。しかしそれが全て正しいとは限らないため、複数の先生または園長、副園長、主任の意見も聞く。すると失敗することが減り、失敗を1人の先生が抱え込まずに済むことにつながるのではないかと思う。

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