保育施設の事例

施設名: 保育園

保育士が園児を教室に一人残して退出した事例

対応者

対応者

対応者 保育士

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 わからない

認知症の状況 わからない

性別 男の子

事例・対処法の要点まとめ

保育士が園児を教室に一人残して退出した。

練習をしたくないというAくんの気持ちにまずは寄り添って理解しようとした点は良かったと思いますが、そもそも子どもを一人にしてしまうという重大な事実を見落としてしまった点が悪かった点です。

一人担任でも今回を始めとしたさまざまな子どもの状況が起こりうるため、子どもの人数に対する保育士の配慮基準があります。まずは子供の命を預かっているということを当たり前ですが忘れず、常に大人の目が届く範囲での保育活動ができているか意識しておくことが前提として重要だと思います。実際に場所が離れる、移動が生じる時には特に子どもの人数確認も必須になるほどなので、Aくんのようにクラスの子どもがいる場所が別となってしまう時は同じ保育士同士でどのように動くか、即座に連携をすると良かったと思います。どんなことを練習するかも把握しておくとAくん一人教室でもできたかもしれないし、そうなると体育館での配置人数も変わるかもしれないのでヘルプの先生を呼べるかなど、見通しを持って目の前の命を預かることの理解が必要だったと思います。

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トラブルが起きた背景

11月頃の園内での発表会練習時でのトラブルです。私は当時新人でした。発表会練習のためクラスの教室から体育館へと移動が必要となり、クラス全員で整列をしていたのですがAくんは移動(というより発表会練習)をしたがらず整列をしませんでした。その場にはクラス担任の先輩と副担任の私二人の保育士がいて、クラスは全員で25名程度でした。Aくん以外は整列し、先輩もAくんに声をかけますがすぐに諦めクラスの子たちと移動していってしまいました。私はぎりぎりまでAくんに声かけを行っていたのですが先輩に「放っておいて」と言われたので止むを得ず先輩・クラスの子たちの1番後ろからついていきました。しかし子どもを一人、大人のいない場所に置き去りにしているという事実に気づけず、先輩に言われたのでもちろん心配はしていましたがそういう方針なのだと思ってただ従っていました。体育館に私も来たことを見た先輩がすぐに教室に戻ったためAくんは廊下に出ているところで済みましたが、最悪は行方不明などにも繋がるトラブルだったと感じています。

対応者の中での対応

練習をしたくないというAくんの気持ちにまずは寄り添って理解しようとした点は良かったと思いますが、そもそも子どもを一人にしてしまうという重大な事実を見落としてしまった点が悪かった点です。

今後同じ事例が起きた時の対処法

一人担任でも今回を始めとしたさまざまな子どもの状況が起こりうるため、子どもの人数に対する保育士の配慮基準があります。まずは子供の命を預かっているということを当たり前ですが忘れず、常に大人の目が届く範囲での保育活動ができているか意識しておくことが前提として重要だと思います。実際に場所が離れる、移動が生じる時には特に子どもの人数確認も必須になるほどなので、Aくんのようにクラスの子どもがいる場所が別となってしまう時は同じ保育士同士でどのように動くか、即座に連携をすると良かったと思います。どんなことを練習するかも把握しておくとAくん一人教室でもできたかもしれないし、そうなると体育館での配置人数も変わるかもしれないのでヘルプの先生を呼べるかなど、見通しを持って目の前の命を預かることの理解が必要だったと思います。

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