保育施設の事例
施設名: 認定こども園
保育者間で園児の情報共有が不十分だった事例
対応者
対応者 保育士
対応者 女性
お相手
寝たきり度 わからない
認知症の状況 わからない
性別 男の子
事例・対処法の要点まとめ
情報共有が不十分で、お代わりをしないと決められている園児にお代わりを出してしまった。
すぐに会議を開き、対応策について話し合った。改めて保護者に連絡し、謝罪と説明を行った。
食は命に直結する問題なので、自分が休むときは子の特徴など細かく引き継ぐことが重要。
トラブルが起きた背景
そのお子さんはアレルギーもなく平均身長、体重ですが食べ過ぎてしまうとお腹が緩くなりがちなお子さんでした。
お母様からのご相談で給食時お代わりを与えないで欲しい(太らせないためにも)と要望がありました。
園の保健師とも相談して一回給食の量を気持ち多めに入れてあげる代わりにお代わりはNGとなりました。
当然食べるのが大好きな時期なのと自分だけお代わりできないストレスがお子さんにはあったと思いますが、家庭の事情によりその子だけ与えないようにとなりました。
園の共有ノートにもその子の名前を記載して「給食時入る先生はYくんにはご飯のお代わりはあげないでください」と共有もしました。
しかし私が休みの日、違う先生が入った時にその先生がYくんにお代わりをあげてしまったのです。
Yくんは私が休みだから、他の先生なら大丈夫だと思ってお代わりに手を挙げたそうです。
家に帰ってそのことを知ったお母様から、「共有はできてなかったのか、これでお腹を壊したらどうするんだ、これから給食の時間が不安なので、改善点を園長先生立会いの下聞かせて欲しい」という電話がありました。
すぐに緊急会議を開き、何故起こったのか、共有ノートはみんな見てるのかなど取り上げられました。
勿論、知ってる先生と知らない先生がいたのと、自分が休みの前にきちんとその事について引き継ぎが甘かった点がいけない事だと会議でわかりました。
後日お母様に謝罪と改善点を伝え、先生以外にも入らないパートの先生にも再度共有するとお伝えし御納得いただけました。
対応者の中での対応
引き継ぎが甘かったことと、共有できているかチェックが甘かったことが反省点です。
早急に会議を開き改善点を決め、改善点を決め即日行動を取ったのは良かったと思います。
今後同じ事例が起きた時の対処法
今回は特殊なケースだと思います。
食べ盛りのお子さんにお代わりを禁止するのはとても可哀想だと思っていたのと、お子さんもお代わりしてる子を羨ましそうに見ていました。
保健師とも相談しました。
ただお母様にとって食べ過ぎてお腹を壊すのが可哀想という気持ちもわかります。
ただもしこれがアレルギー持ちのお子さんで対応を一歩間違えると命にも関わることなので改めて共有は念入りに、特に自分がいない日はクラスのお子さんの特徴など細かく引き継ぎをしなければいけないと思いました。
特に食に関しては命と直結するので、日頃から注意深く見守ることが大事なのとお子さんの様子も細かく見る必要があります。