保育施設の事例

施設名: 幼稚園

保護者が行事で子供の意見を無視し自分の要望を通そうとした事例

対応者

対応者

対応者 幼稚園教諭

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 わからない

認知症の状況 わからない

性別 女の子

事例・対処法の要点まとめ

保護者が行事で子供の意見を無視し自分の要望を通そうとした。

今回の良かった点は2点あります。 1点目は、その場ですぐに答えなかった事です。 保護者の気持ちをまず受け止めてから、後日話す事で保護者の方も否定された気持ちにはならずに話を聞いてもらえたことへの安心感に繋がったのだと思います。 2点目は、Rちゃんの気持ちを尊重した事です。 保護者の気持ちは大変良く分かるのですが、一番大切なことは子供の気持ちだと思っています。今回はストレートには言わずともRちゃんは自分の意見をしっかりと持っていて、頑張っている事を伝えられたのが自分でも良かったと思っています。

子供の気持ちを一番に考え行動して欲しいです。その上で保護者の気持ちを受け止めることが大切だと思います。 運動会や発表会ではどうしても目立つ子が出てきてしまいますが、その子にはその子の頑張りや見どころが沢山あると思います。行事の当日だけでなく、練習の過程などをこまめに保護者に伝える事で保護者の方々も安心感を持ちながら、要望よりも楽しみな気持ちを子供と共有できるのではないかと思います。 子供と寄り添う保育をしながら子供・保護者・そして保育者自身も日々の保育や行事で思い出を残していって欲しいと思います。

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トラブルが起きた背景

私が担任を持って1年目の事でした。初担任では珍しい年長を持たせて頂き、一つ一つの行事に対しても日々の保育に関しても慎重かつ丁寧に進めておりました。初担任という事もあり保護者は優しく見守って下さる方ばかりでしたが、一人だけ私が初担任という事もあり自分の思いを主張してくる保護者の方がいました。
2学期に入り、運動会に向けてクラスの子供たちと話し合いながら運動会のリレーの走順・組体操での配置について話し合っている頃でした。保育終了後にRちゃんの保護者の方から呼び止められ「Rがリレーはアンカーが走りたいって言っていて、組体操も大技の上が良いって家で言っているのです。どうやって決めているのですか?」と聞かれました。
Rちゃんはアンカーは選ばず自分の走りたい走順を選び、組体操では大技より一つ小さいタワーの上に乗ることが決まっていました。
学年では多くの子が目立てるように”リレーのアンカーと組体操での上に乗る子が一緒にならないように”という決まりがありました。
実際に決める時も私が決めるのではなく子供たちで話し合いながら決めてもらいました。その際、子供たちにも「誰か一人の運動会ではないから、リレーのアンカーやる子は上を譲ってあげようね。」と話をしていました。
聞いた当日は保護者の方の気持ちを優先的に聞き「まだ仮決定なのでRちゃんにもう一度気持ちを聞いてみますね。話してくださりありがとうございます。また何かあれば遠慮なくお話ししてください。」と伝えました。
翌日Rちゃんに「昨日Rちゃんのママからリレーアンカーが走りたいっていうのと、◯◯タワー(組体操の大技の名前)の上がやりたいって言ってるって聞いたんだけど、Rちゃんがやりたいならまだ変えられるけどどうする?みんなに相談してみる?」と聞くと「Rはどっちもやりたくない、今のままがいい。ママがやりなって言ってる」と言っていました。
保護者の方とお会いした時に決まり事と決めた経緯の他にRちゃんの思いを尊重しながら「Rちゃんにもう一度聞いたのですが、今の走順・(組体操の)場所でやりたいと言っていました。Rちゃん、リレーで勝つ為に毎日練習頑張っていたり走順前後の子とバトンの練習をしています。当日の活躍を楽しみにしていてください」と伝えさせていただくと、保護者の方は少し苦笑いをしながら納得してくださいました。

対応者の中での対応

今回の良かった点は2点あります。
1点目は、その場ですぐに答えなかった事です。
保護者の気持ちをまず受け止めてから、後日話す事で保護者の方も否定された気持ちにはならずに話を聞いてもらえたことへの安心感に繋がったのだと思います。
2点目は、Rちゃんの気持ちを尊重した事です。
保護者の気持ちは大変良く分かるのですが、一番大切なことは子供の気持ちだと思っています。今回はストレートには言わずともRちゃんは自分の意見をしっかりと持っていて、頑張っている事を伝えられたのが自分でも良かったと思っています。

今後同じ事例が起きた時の対処法

子供の気持ちを一番に考え行動して欲しいです。その上で保護者の気持ちを受け止めることが大切だと思います。
運動会や発表会ではどうしても目立つ子が出てきてしまいますが、その子にはその子の頑張りや見どころが沢山あると思います。行事の当日だけでなく、練習の過程などをこまめに保護者に伝える事で保護者の方々も安心感を持ちながら、要望よりも楽しみな気持ちを子供と共有できるのではないかと思います。
子供と寄り添う保育をしながら子供・保護者・そして保育者自身も日々の保育や行事で思い出を残していって欲しいと思います。

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