保育施設の事例

施設名: 保育園

園児がおもちゃを貸してもらえず他児を叩いた事例

対応者

対応者

対応者 保育士

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 わからない

認知症の状況 わからない

性別 男の子

事例・対処法の要点まとめ

園児がおもちゃを貸してもらえず他児を叩いた。

Kちゃんはもともと癇癪が強かったり自分の気持ちを抑えることが苦手な子であった。相手のYちゃんは優しい子で、普段なら暴れるKちゃんに対してなんでも譲ってあげることが多かった。今回は自分で作り上げたブロックはどうしても壊したくなかったように思う。 Kちゃんが暴れることは予想できていたが「叩くことはいけないこと」「叩いてしまったら謝る」この二つはしっかりと伝えた。 いつも譲りがちであるYちゃんには、Yちゃんが譲りたくない場合は今後も嫌だと相手に伝えても良いことを伝えた。 この対応をしたことで、Kちゃんは自分の意思が通らなかったことで嫌な気持ちになっていることがわかったので、その気持ちに寄り添った。当事者の二人の性格や特性をしっかりと捉えた上で、これまで過ごしてきた二人の関係性ややりとりを踏まえながらの対応ができたと思う。

まずは子供個々の性格や特性を踏まえ、その子に合わせた対応が必要であるのでみんな同じ対応にはしない。 怪我をしてはいけないので、いけないことはいけないと伝えるとともにお互いの気持ちをしっかり受け止めていくことが必要だと思う。 子供達に大事なことを伝える際にはあまり長々と時間をかけて話すのではなく、端的にかつしっかりと伝わる伝え方を工夫していくと良い。 子供同士の喧嘩は今後の人生にとってすごく良い体験であり、保育士は「喧嘩しないで」ではなく「いろいろ伝えられるチャンス」として捉えてほしいと思っています。

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トラブルが起きた背景

保育室内で昼食後・昼寝前の時間帯にKちゃんがYちゃん(男児5歳)の頬を叩いた。Yちゃんも負けずに泣きながら応戦し始めたので、そばにいた保育士が2人を引き離して話を聞いた。
Yちゃんが作っていたブロックのパーツを使いたかったKちゃんは「貸して」と言ったがYちゃんは「使っているからダメ」と言った。
そのやりとりが数回続いた後に喧嘩トラブルに発展。
話を聞いた後にお互い叩くのは良くなかったとしお互いに謝ることができたが、Kちゃんはその後も気持ちの切り替えができず泣いたり大きな声を出し保育士に暴言を吐くなどしていた。保育士はKちゃんの気持ちが落ち着くまでそばで見守った。

対応者の中での対応

Kちゃんはもともと癇癪が強かったり自分の気持ちを抑えることが苦手な子であった。相手のYちゃんは優しい子で、普段なら暴れるKちゃんに対してなんでも譲ってあげることが多かった。今回は自分で作り上げたブロックはどうしても壊したくなかったように思う。
Kちゃんが暴れることは予想できていたが「叩くことはいけないこと」「叩いてしまったら謝る」この二つはしっかりと伝えた。
いつも譲りがちであるYちゃんには、Yちゃんが譲りたくない場合は今後も嫌だと相手に伝えても良いことを伝えた。
この対応をしたことで、Kちゃんは自分の意思が通らなかったことで嫌な気持ちになっていることがわかったので、その気持ちに寄り添った。当事者の二人の性格や特性をしっかりと捉えた上で、これまで過ごしてきた二人の関係性ややりとりを踏まえながらの対応ができたと思う。

今後同じ事例が起きた時の対処法

まずは子供個々の性格や特性を踏まえ、その子に合わせた対応が必要であるのでみんな同じ対応にはしない。
怪我をしてはいけないので、いけないことはいけないと伝えるとともにお互いの気持ちをしっかり受け止めていくことが必要だと思う。
子供達に大事なことを伝える際にはあまり長々と時間をかけて話すのではなく、端的にかつしっかりと伝わる伝え方を工夫していくと良い。
子供同士の喧嘩は今後の人生にとってすごく良い体験であり、保育士は「喧嘩しないで」ではなく「いろいろ伝えられるチャンス」として捉えてほしいと思っています。

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