保育施設の事例
施設名: 認定こども園
園児が他児の顔を太鼓のバチで叩いた事例
対応者
対応者 保育士
対応者 女性
お相手
寝たきり度 わからない
認知症の状況 わからない
性別 男の子
事例・対処法の要点まとめ
園児が他児の顔を太鼓のバチで叩いた。
Iくんがお友達のAちゃんを叩いてしまったことに対してきちんとすぐにIくんに指導できて良かったと思います。叩かれてしまったAちゃんにもすぐに対応して寄り添うことが出来たと思います。悪かったことは、Iくんから事情を聴かずにすぐ強く指導してしまったことです。Iくんの家庭の事情や最近の様子を聴いていたのだから、悪いことをしてしまいましたがIくんの気持ちや思いも聞くべきだと思います。それが出来ていなかったので後悔しました。
今後精神的に不安定な子どもの情報を聴いていた場合、その子の近くに立つ等して万が一の時に事故や事件が発生しない様に対策するべきです。そして実際子どもが何か起こしてしまった時は、きちんと叱ることも大切ですが、その子自身から気持ちや思いをきちんと聴きとることも大切だと感じています。この繰り返しで保育士と子どもの信頼関係が厚くなり、子どもの心の成長にもつながっていくと痛感しています。そして大事ではない怪我だとしてもその子の保護者にきちんと伝えるという勇気も必要です。
トラブルが起きた背景
こども園でフリー保育士として勤務していた時のことです。年中クラスのIくんには妹が生まれたばかりで家庭内では赤ちゃん返りが酷くなり精神的に不安定な様子、ということは担任の先生から聞いていました。ある日保育室内で発表会で披露する楽器演奏の練習をしていた時に、疲れてイライラしてしまったのかIくんは突然隣にいた同じクラスのAちゃんの顔を太鼓のバチで叩いてしまいました。そこまで力は強くなかったもののAちゃんのこめかみ付近は赤くなり、もう少しでバチが目に入ってしまう恐れがありヒヤッとしました。突然お友達を叩いたことに対してIくんに「お友達を叩いたらだめでしょ、どうして叩くの?ちゃんと謝りなさいよ」と強めに言い、IくんからAちゃんに謝らせ、もう二度と同じことをしないと約束させました。もちろん叩かれてしまったAちゃんの顔はすぐに冷却シートで冷やしました。大事にならず良かったですが一歩間違うともっと被害が大きかったと焦りました。
対応者の中での対応
Iくんがお友達のAちゃんを叩いてしまったことに対してきちんとすぐにIくんに指導できて良かったと思います。叩かれてしまったAちゃんにもすぐに対応して寄り添うことが出来たと思います。悪かったことは、Iくんから事情を聴かずにすぐ強く指導してしまったことです。Iくんの家庭の事情や最近の様子を聴いていたのだから、悪いことをしてしまいましたがIくんの気持ちや思いも聞くべきだと思います。それが出来ていなかったので後悔しました。
今後同じ事例が起きた時の対処法
今後精神的に不安定な子どもの情報を聴いていた場合、その子の近くに立つ等して万が一の時に事故や事件が発生しない様に対策するべきです。そして実際子どもが何か起こしてしまった時は、きちんと叱ることも大切ですが、その子自身から気持ちや思いをきちんと聴きとることも大切だと感じています。この繰り返しで保育士と子どもの信頼関係が厚くなり、子どもの心の成長にもつながっていくと痛感しています。そして大事ではない怪我だとしてもその子の保護者にきちんと伝えるという勇気も必要です。