保育施設の事例

施設名: 幼稚園

園児が先生の死角で他児から嫌なことを言われた事例

対応者

対応者

対応者 幼稚園教諭

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 わからない

認知症の状況 わからない

性別 男の子

事例・対処法の要点まとめ

園児が先生の死角で他児から嫌なことを言われた。

両者の話を聞き、解決につなげた。

先生の見ていないところでトラブルは発生しやすいため、園児同士の関わりを良く見ておくことが大切。

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トラブルが起きた背景

O君とI君が年中の頃のことです。

2人は年少の頃も同じクラスで仲が良かったです。

しかし、年中になり言葉でのコミュニケーションも上達し知恵もついてきたこともあり、トラブルが起きました。

O君のお母さんからお手紙があり、O君が家で「I君から嫌なことを言われて嫌だった、悲しかった、もう幼稚園に行きたくない」と言っているという内容でした。

そしてそれが先生のいないところで言われるとのことでした。

O君は悲しさのあまり先生に言うことができなかったとお母さんに話し、それを手紙にしてくれました。

実際に私の目の届くところでそのような様子は見られず、外遊びなどの自由に遊べる時間のことかもしれないなと思いました。

その日のうちにお母さんに電話をして話し、翌日O君から話を聞くことにしました。

O君が不安にならないようI君から見えないように話を聞きました。

I君から嫌なことを言われ悲しくなったこと、命令のように「○○しないともう遊ばないからね」などと言われたようでした。

O君には「我慢しないで嫌だったら先生にも話してね、嫌なことは嫌って言うんだよ、それでもやめてくれなかったらすぐに先生を呼んでね」などと話をしました。

一方のI君にも「O君が悲しい気持ちになってたよ、何でか知ってる?」と声を掛けると、「ん〜わかんない」との返事でした。

続けて「大好きなI君に嫌なことを言われて悲しかったみたいだよ、どうする?」と聞くと、「ん〜そっかあ、じゃあO君のところに行ってみる」と言いO君に謝りに行きました。

自分でその行動に移れたことも素晴らしかったですし、ごめんねを言われたO君も納得がいったようで笑顔になりました。

対応者の中での対応

お母さんも家でO君があまりにも悲しそうに話すのを見てとても心配していました。

園でも2人から話を聞いて、O君が楽しく通えるように対応しますと伝えました。

電話の翌日に二人から話を聞き、無事に解決ができたので良かったです。

O君が悲しかった気持ち、どうしていきたいかをしっかり聞き、I君にも話を聞いて解決へと誘導できたのも良かったと思います。

その日からしばらくしてからO君のお母さんに改めて電話をし、最近はどうですかとコミュニケーションをとりました。



お母さんの心配する気持ちを真摯に受け止め
、園でも2人から話を聞いてみますと提案したことや、O君の気持ちもI君の気持ちもしっかり聞き解決できたところが良かったと思います。

その後O君のお母さんにも再度電話をし、O君の様子を聞いたりとコミュニケーションを取ったことも良かったと思います。

今後同じ事例が起きた時の対処法

園児同士のトラブルで今回のようなことは多く起きることだと思います。

トラブルの多くは先生の見ていないところで起きていると思います。

保護者の方から言われることで初めてそのようなことがあったのだと気づくことも多いです。

親子で楽しい幼稚園生活を送れるようにするため、園児同士の関わりを良く見ておくことが大切だと思います。

子どもの気持ちにも保護者の気持ちにも寄り添い、密にコミュニケーションを取り一つ一つ問題を解決していけたら良いと思います。

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