保育施設の事例
施設名: 保育園
園児が禁止されている私物を持ち込み紛失した事例
対応者
対応者 保育補助者
対応者 女性
お相手
寝たきり度 わからない
認知症の状況 わからない
性別 女の子
事例・対処法の要点まとめ
園児が禁止されている私物を持ち込み、紛失した。
園のルールを守るよう伝えたが、納得せず保護者からもクレームが入った。
問題になりそうな行動は早めに対処するのが大切。
トラブルが起きた背景
うちの園は昔から住んでおられるお家のお子さんだけでなく、新しくできたタワーマンション群から通われるお子さんも多くいました。
そのため、トラブルや怪我を避けるため私物は持ち込まない、ブランド物は持たせない、ヘアゴムは単色で飾りはつけない、髪型は子供が自分で直せるもの(二つ結び◎編み込み×)などルールが細かく決まっています。
しかし、Mちゃんは禁止されているにも関わらず何かを買ってもらうと園に持ってきてお友達に見せてしまっていました。(職員も都度本人・保護者に注意はしていましたが、謝罪はあるもののお母さんは小さい子供の事だしと流され、本人は先生に怒られても良いからお友達の興味を引きたい気持ちが強いようでした。)
そんな中、GWにMちゃんがディズニーランドで買ったエルサのメモ帳を園でなくしてしまいました。
本人にはお家のものを園に持ってくるのはそもそもルール違反、先生たちはなくしても責任を持てない、これからは園のルールを守って大事なものはお家に置いてきてほしいと伝えました。
しかし、Mちゃんは「なくしてない、誰かが盗んだはず」と納得できず大泣き。
お迎えに来た保護者にも同じように説明したのですが、保護者の方は反省よりMちゃんの「お友達が盗んだ」という主張に反応して他の園児に確認してほしいと言われました。
他の子が盗んだ証拠もなかったので、対応しかねると伝えたところ園長宛にクレームが入ってしまいました。
対応者の中での対応
良かった点としては、園のルールを理解してもらえるよう対応できないことには一貫して無理ですと伝えたことです。
悪かった点としては、私物の持ち込みは何度もあったので(紛失したのはエルサのメモ帳の件だけですが)、もっと最初から本人にも保護者にも強く注意すれば良かった点です。
今後同じ事例が起きた時の対処法
日々忙しく、また保護者の方もバタバタと送迎されるので小さなトラブルの対応は後回しにしてしまいがちです。
しかし、問題の起きる前に手を打っておけるよう職員同士で協力し合い必要なら園長に面談してもらうなど、問題になりそうな行動は早めに対処するのが大切だと思います。
私も転んで怪我をした、お友達を叩いてしまったなど大きなトラブルの対応に追われて、私物の持ち込みへの対応が口頭注意だけだったので反省しています。