保育施設の事例
施設名: 保育園
園児の母親が衛生面に関しこだわりが強い事例
対応者
対応者 保育士
対応者 女性
お相手
寝たきり度 わからない
認知症の状況 わからない
性別 男の子
事例・対処法の要点まとめ
園児の母親が衛生面に関しこだわりが強い。
園が入園前から定めている規定外の対応をしなければならなかったので、経験豊富な園長が話し合いに参加してくださったことで対応が進みやすかったです。
保育士という業務は人を相手にしている以上、なんでもルール通りになるわけではありません。個々の家庭や子どもに対して、可能な限り最も適切な対応をすることが第一に求められる職業です。ただ、相手の言うことをなんでも聞くだけではただの言いなりになってしまうと思います。 事前に定めたルールが捻じ曲がりそうになったとき、どこまでなら譲歩してよいのか。相手に求めることがある以上、各家庭にどんな対処をしてもらうのが妥当なのかを、自分だけでなく周囲と協議することが肝要だと思います。
トラブルが起きた背景
私が保育士として勤務していた頃の話です。トイレトレーニングが中々進まないOくんという男の子がいました。Oくんは排便の感覚が中々掴めない子でした。一方、保護者の方側は布おむつをさせることや、排便後お尻を布で拭いてあげることに非常にこだわりを持っている方でした。(Oくんは肌が弱いような体質でもありませんでした)
私の働く園では基本的に、紙おむつと使い捨てのお尻拭きを使うことになっています。それは、どのお子さんにも平等に接することを目的としたものでもありました。ただOくんの保護者さんはしつこく自己流の方法を保育園側に伝え続けていました。担当者以外の保育者がOくんに接することもあるため、どうしてもそれは完全に理解が浸透することはありませんでした。
そのため園長や複数の保育士、Oくんの保護者さんを交えて数度話し合いを行うことになりました。その後、Oくんの保護者側がマニュアルを作成して布おむつの入った袋に同封しておくことになりました。
対応者の中での対応
園が入園前から定めている規定外の対応をしなければならなかったので、経験豊富な園長が話し合いに参加してくださったことで対応が進みやすかったです。
今後同じ事例が起きた時の対処法
保育士という業務は人を相手にしている以上、なんでもルール通りになるわけではありません。個々の家庭や子どもに対して、可能な限り最も適切な対応をすることが第一に求められる職業です。ただ、相手の言うことをなんでも聞くだけではただの言いなりになってしまうと思います。
事前に定めたルールが捻じ曲がりそうになったとき、どこまでなら譲歩してよいのか。相手に求めることがある以上、各家庭にどんな対処をしてもらうのが妥当なのかを、自分だけでなく周囲と協議することが肝要だと思います。