保育施設の事例
施設名: 保育園
園児同士で食べ物の取り合いが起きた事例
対応者
対応者 保育士
対応者 男性
お相手
寝たきり度 わからない
認知症の状況 わからない
性別 男の子
事例・対処法の要点まとめ
園児同士で食べ物の取り合いが起きた。
両者に声をかけ、仲直りを促した。
園児の様子をよく見て、喧嘩の兆候があれば事前に声掛けをすることが重要。
トラブルが起きた背景
先日、給食室でAちゃんとBちゃんという3歳児が食べ物を取り合ってトラブルになりました。
AちゃんはBちゃんが持っていたパンが欲しくなって、Bちゃんから無理やり奪おうとしました。
Bちゃんはパンを離さなかったため、AちゃんはBちゃんを引っ張ったり噛んだりしました。
Bちゃんは泣き出して私に助けを求めました。
私はすぐに駆けつけてAちゃんとBちゃんを引き離しました。
Aちゃんには「パンは自分だけのものではなくてみんなで分け合うものだよ。Bちゃんから奪ったり噛んだりするのはダメだよ。Bちゃんに謝ろうね」と言いました。
Bちゃんには「大丈夫?痛かったね。ごめんね。Aちゃんもパンが好きなんだよ。パンを少しだけ分けてあげると嬉しいかもしれないね」と言いました。
Aちゃんは泣きながらBちゃんに謝りました。
Bちゃんはパンを半分に割ってAちゃんに渡し、二人は仲直りして一緒にパンを食べました。
対応者の中での対応
良かった点は、トラブルが起きたときにすぐに対応したこと、AちゃんとBちゃんの気持ちを考えて話しかけたことです。
その上で、二人に仲直りさせたことも良かったと思います。
トラブルが起きる前に気づいて防止できなかったことは悪かった点です。
また、Aちゃんに厳しく叱りすぎたかもしれないと思いました。
今後同じ事例が起きた時の対処法
今後自身と同じような状況になった人がいたとしたら、まずは給食室では園児の様子を常に見ておいて、食べ物を取り合いそうな兆候があれば事前に声かけをすることです。
Aちゃんには「パンはみんなで分け合うものだよ」と言うだけでなく「パンはどうして好きなの?他に好きな食べ物は何?」などと話を広げてAちゃんの興味や感情を引き出すことも必要だったと思います。
Bちゃんに対しても、「パンを分けてあげると嬉しいかもしれないね」と言うだけでなく「パンはどうして好きなの?他に好きな食べ物は何?」などと話を広げてBちゃんの興味や感情を引き出すことが必要でした。