保育施設の事例

施設名: その他

小麦アレルギーの園児が保育士が目を離した隙に小麦麺を食べた事例

対応者

対応者

対応者 保育士

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 わからない

認知症の状況 わからない

性別 女の子

事例・対処法の要点まとめ

小麦アレルギーの園児が保育士が目を離した隙に小麦麺を食べた。

良かった点としては、提携病院があったため対処が早かったことです。何か起きてから受け入れ病院を探しているとそれだけで時間がかかります。園の近くの病院との協力体制があるかないかは万が一の時にとても重要だと思います。 悪かった点として、アレルギーがある園児さんをアレルギーがない園児さんの隣に座らせてしまったことです。小さな園児さんが隣の園児さんのお皿に手を伸ばすことは時々あります。そのためいくらアレルギーを持つ園児さんに除去食を配膳していても、隣の園児さんのものを食べてしまえば同じことです。アレルギーの有無ではなく食事の補助がいるかいらないかの月齢で席に座らせてしまっていたため、今回のようなことが起きてしまったと思います。

この一件以降、勤務園で改善した点としてアレルギーを持っている園児さんでひと塊、食事補助の先生を挟んでアレルギーがない園児さんをひと塊で座らせるようにしました。アレルギーのある園児さんが他の園児さんのお皿に手を伸ばしてもそこには先生が座っているので、間違って食べるようなことにならないのです。これはかなり効果がありました。中にはアレルギーのある園児さんを完全にテーブルを離して座らせるところもありますが、それだと確かにミスはないかもしれませんが完全に他の園児さんと引き離す状態になってしまい、引き離された園児さんは食事が楽しくなくなってしまいます。アレルギーのある園児さんも、ない園児さんも同じテーブルを囲み楽しく食べられる配慮をしてあげたいと思います。 またもう一点、アレルギー対応をした食事のお皿と普通食のお皿の色を分けました。これは一目でわかるため、新人の先生が入ってきた場合でも間違いが起きにくくなります。アレルギーの有無は頭に入っているつもりでも万が一のことは起きるため、視覚からも意識できるように改善しました。

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トラブルが起きた背景

認可外保育園で勤務していた頃のことです。認可外保育園のため月極で通う園児さんの他、一時利用のお子さんも預かっていました。ある日Sちゃんという2歳の女の子を預かりました。11時30分から給食でそれぞれテーブルに座らせ配膳を行いました。給食がスタートして20分ほど経った頃Sちゃんの様子が明らかにおかしくなってきました。その日の給食のメニューにスパゲティがありましたがSちゃんは小麦アレルギーを持っていたため、Sちゃんには米粉でできた麺を使用したスパゲティを提供していました。しかし付いていた先生が目を離した隙に隣の園児さんのお皿に手を伸ばして小麦麺のスパゲティを食べてしまったのです。すぐに提携病院へ連絡を入れ指示を仰ぎタクシーで向かいました。同時に保護者様にも連絡を入れ、Sちゃんを連れて行った病院へ来ていただきました。幸い口にした量が少なかったことと処置が早かったことで大事には至りませんでしたが、かなり肝を冷やしたトラブルでした。

対応者の中での対応

良かった点としては、提携病院があったため対処が早かったことです。何か起きてから受け入れ病院を探しているとそれだけで時間がかかります。園の近くの病院との協力体制があるかないかは万が一の時にとても重要だと思います。
悪かった点として、アレルギーがある園児さんをアレルギーがない園児さんの隣に座らせてしまったことです。小さな園児さんが隣の園児さんのお皿に手を伸ばすことは時々あります。そのためいくらアレルギーを持つ園児さんに除去食を配膳していても、隣の園児さんのものを食べてしまえば同じことです。アレルギーの有無ではなく食事の補助がいるかいらないかの月齢で席に座らせてしまっていたため、今回のようなことが起きてしまったと思います。

今後同じ事例が起きた時の対処法

この一件以降、勤務園で改善した点としてアレルギーを持っている園児さんでひと塊、食事補助の先生を挟んでアレルギーがない園児さんをひと塊で座らせるようにしました。アレルギーのある園児さんが他の園児さんのお皿に手を伸ばしてもそこには先生が座っているので、間違って食べるようなことにならないのです。これはかなり効果がありました。中にはアレルギーのある園児さんを完全にテーブルを離して座らせるところもありますが、それだと確かにミスはないかもしれませんが完全に他の園児さんと引き離す状態になってしまい、引き離された園児さんは食事が楽しくなくなってしまいます。アレルギーのある園児さんも、ない園児さんも同じテーブルを囲み楽しく食べられる配慮をしてあげたいと思います。
またもう一点、アレルギー対応をした食事のお皿と普通食のお皿の色を分けました。これは一目でわかるため、新人の先生が入ってきた場合でも間違いが起きにくくなります。アレルギーの有無は頭に入っているつもりでも万が一のことは起きるため、視覚からも意識できるように改善しました。

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