保育施設の事例

施設名: 認定こども園

発表会の衣装について保護者からクレームが入る事例

対応者

対応者

対応者 保育士

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 わからない

認知症の状況 わからない

性別 女性

事例・対処法の要点まとめ

発表会の衣装について保護者からクレームが入った。

子どもが自ら希望したことを伝えた。

子どものやりたい気持ちを尊重しつつ、保護者とのコミュニケーションも大切にして行事の準備を進めることが重要。

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トラブルが起きた背景

毎年12月最初の土曜日に園の発表会があります。

一年に一度の恒例行事で保育士にとっても保護者にとっても子供にとっても大切な行事なのですが、発表会のお遊戯の役や衣装について保育士と保護者の意見が食い違うという時期でもあります。

トラブルが起こったのは去年の11月末頃で、発表会で4歳児クラスが海のダンスパーティーという楽曲をお披露目することになり、保育士と保護者の意見が食い違うというトラブルが起こりました

保育士はお遊戯に合った手作り小物を用意するので、保護者には役に合った服を持ってくる様に依頼をしました。

しかし、服を持ってくるという事とそれぞれのお子さんがどの役を演じるのかという事に対して納得がいかない保護者からクレームの電話があり説得することが大変でした。

対応者の中での対応

その保護者からは面と向かって言われたのではなく、お迎え後に帰宅してからわざわざ電話がありました。

自分の子供の役が「たこ」だという事にまず納得がいかず、赤いTシャツを用意する様に依頼したことも気に入らない様子でした。

「たこの役はお子さんが希望しました、申し訳ありませんがお願いします」とお伝えしても怒りが収まらず、一方的に早口で責められる様な感じがしばらく続きました。

こんなに納得いかない保護者がいるなら、曲や役を決める前に保護者の意見も確認するべきだったかなと反省しています。

しかし保護者全員の希望を取り入れると話がまとまらなくなる為、ある特定の家庭のみを配慮せず保育士側が決定権を持って良かったとは思います。

今後同じ事例が起きた時の対処法

保護者の意見を取り入れ配慮することももちろん必要ですが、行事などの決定権はある程度保育士に委ねて貰った方がスムーズに話が進みます

子供のやりたいという気持ちに寄り添い、普段から保護者とのコミュニケーションを大切に、知り得た各家庭の価値観を園の職員全員で情報を共有しながら行事の準備を進めたいものです。

誰が正しいとか誰が間違っているという訳ではなく、それぞれの意見を尊重し歩み寄ることが大切なのだと実感しました。

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