保育施設の事例

施設名: 保育園

給食参観中に園児が転倒し骨折した事例

対応者

対応者

対応者 保育士

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 わからない

認知症の状況 わからない

性別 男の子

事例・対処法の要点まとめ

給食参観中に園児が転倒し骨折した。

良かった点は、誰も気づかない脛の腫れに気づけたことです。保護者も伝えないと気づかなかったようで、腫れていることを認識していたため昼寝から起きた男児が痛みで泣いていた時にすぐに整形外科に連れて行ってくれたことです。 悪かった点は、怪我をさせてしまったことや給食を終えた子への環境構成の配慮ができていなかったこと、痛みに泣いている男児の対応を主任に任せてしまい落ち着いて話をさせてあげられなかったこと、労災がおりるかおりないかを事前に園長と主任と共有できていなかったため保護者にすぐに返事ができなかったことです。

まず大前提として怪我をさせないことが1番です。1クラスで保育者が何人いたとしてもトラブルは起きてしまうものです。トラブルすべてを回避することが必ず良いとも限りませんし、集団生活の中でトラブルから学ぶことも多くあると思います。でもどこまでを許してどこまでを園児に委ねるか、それは園児の年齢や人数や保育者の価値観が大きくかかわってくることだと思います。事前にできる限り状況をシミュレーションして環境構成を考えることはとても大事だと痛感しました。保育者にとってここはきつく指導しようという点は異なると思います。そのため私は何度か先輩に注意されたことがありました。でもだんだんと経験を重ねる中で保育観が確立していくと、自信をもって指導する部分と見過ごす部分ができてきました。自分の経験から確立する保育観には自信を持ってほしいと思います。もしそれが偏っているものであれば見直して意見のすり合わせも必要ですが。素直でいること、柔軟でいることも大事だと思います。保育の正解はすぐに目に見えるものではないですから、自信をなくしすぎずに経験を重ねてほしいです。頑張ってください。

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トラブルが起きた背景

年少(3歳児)の保育参観後に給食参観がある日でした。保護者分の席を用意した保育室は、いつもより2倍の人数でとても狭くそれは園児も感じていたと思います。おもちゃを思い切り広げられるスペースがなかった。親がいていつもよりテンションの上がってしまった園児の一人が、横跳びで保育室を走っていました。保護者はほかの保護者との話に夢中で、私もちょうど保護者対応をしていたので走っている園児を横目で見ていました。すると園児が転び泣き出しました。保育室が職員室の隣であったため主任が泣き止まない声を聞き、園児だけを職員室に連れていき私は全体の対応をしていました。落ち着いて職員室に園児を迎えに行くと園児は泣きつかれて寝てしまい、足を見ると脛が少し腫れていましたがその後帰宅時間になったため足が腫れていることを保護者に伝え帰しました。夕方、園児の様子を聞くために電話したところ腫れていたところが転倒の衝撃で骨折していました。対応としては謝罪はもちろん、保護者と今後の園の対応について希望を聞いたり当時の状況を詳しく説明したりしました。園長と主任は保育参観で保護者もいたため保護者責任だと主張していましたが、労災がおりることを保護者も希望しており、保護者とともに説得をし労災保険適用にしてもらいました。

対応者の中での対応

良かった点は、誰も気づかない脛の腫れに気づけたことです。保護者も伝えないと気づかなかったようで、腫れていることを認識していたため昼寝から起きた男児が痛みで泣いていた時にすぐに整形外科に連れて行ってくれたことです。
悪かった点は、怪我をさせてしまったことや給食を終えた子への環境構成の配慮ができていなかったこと、痛みに泣いている男児の対応を主任に任せてしまい落ち着いて話をさせてあげられなかったこと、労災がおりるかおりないかを事前に園長と主任と共有できていなかったため保護者にすぐに返事ができなかったことです。

今後同じ事例が起きた時の対処法

まず大前提として怪我をさせないことが1番です。1クラスで保育者が何人いたとしてもトラブルは起きてしまうものです。トラブルすべてを回避することが必ず良いとも限りませんし、集団生活の中でトラブルから学ぶことも多くあると思います。でもどこまでを許してどこまでを園児に委ねるか、それは園児の年齢や人数や保育者の価値観が大きくかかわってくることだと思います。事前にできる限り状況をシミュレーションして環境構成を考えることはとても大事だと痛感しました。保育者にとってここはきつく指導しようという点は異なると思います。そのため私は何度か先輩に注意されたことがありました。でもだんだんと経験を重ねる中で保育観が確立していくと、自信をもって指導する部分と見過ごす部分ができてきました。自分の経験から確立する保育観には自信を持ってほしいと思います。もしそれが偏っているものであれば見直して意見のすり合わせも必要ですが。素直でいること、柔軟でいることも大事だと思います。保育の正解はすぐに目に見えるものではないですから、自信をなくしすぎずに経験を重ねてほしいです。頑張ってください。

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