保育施設の事例
施設名: 幼稚園
親同士の喧嘩で登園バスを変えるよう頼まれる事例
対応者
対応者 その他
対応者 女性
お相手
寝たきり度 わからない
認知症の状況 わからない
性別 女性
事例・対処法の要点まとめ
親同士の喧嘩で保護者に登園バスを変えるよう頼まれた。
個人的な理由でバスの変更はできないことを伝え、納得してもらった。
家庭のトラブルが持ち込まれないよう、バス利用の注意書きに記すなどの対策が必要。
トラブルが起きた背景
住宅が密集したエリアがあり、そこから園のバスに乗る子が15人いました。
学年は違えど親同士は仲良くしていました。
しかしある時、そこのエリアで親同士が揉めたという話が入ってきました。
揉めたのは2組の家庭でした。
外で5人の子供達が遊んでたところ、あまりにも大きな声で遊んでいたことから、近くの交番に通報されてしまいお巡りさんから注意を受けたそうです。
その際に親同士でどの子供がうるさかったのかという問題になったそう。
みんながうるさかったから静かに遊ぼうねと解散になったそうですが、ある家庭の子が「kくんが一番うるさかったんだよ」と言い出し、それを聞いたお母さんはkくんの家に行ってお母さんに伝えたそうです。
そしたらそのお母さんは怒って言い合いになってしまったとのこと。
後日、k君のお母さんから園に「b君家に会いたくないので同じバスにしないでほしい。変えてほしい」(b君は家でk君がうるさかったと言い出した子)と申し出がありました。
対応者の中での対応
基本的に個人的な理由でバスの変更できないので、もし変える場合は違うバス停まで来ていただくことになりますと伝え渋々理解していただきました。
次年度クラス替えの時にクラスを離し親同士の接触が減るようにしました。
まず親の喧嘩に子供を巻き込まないでほしいことと、園にまで影響を与えるようなことは避けてほしいと伝えました。
子供が言ったことに左右されず、誰がうるさかったんだと言われても「みんなで遊んでいたでしょう?」という親の心の広さを持って欲しかったです。
カッとなって取り返しのつかないことになる前に一度冷静になって考えてほしいなと思いました。
自分も仲裁に入る際には肩を持つようなことをせずに間に立ち言葉を選んでいこうと思いました。
今後同じ事例が起きた時の対処法
中途半端に首を突っ込まずしっかり線引きをしていきたいです。
理由がなんであれ家庭同士のトラブルを持ち込まないようバス利用の概要など注意書きに記すなどしていきたいと思います。
あとは15人一気に乗せるのではなく、何回かに分けて乗車させるなど工夫をしていきたいと思います。