保育施設の事例
施設名: 保育園
保育園保育士男性
対応者
対応者 保育士
対応者 男性
お相手
寝たきり度 J1
認知症の状況 Ⅰ
性別 男性
トラブルが起きた背景
保育園では毎朝検温があり、一定の体温以上だと登園を拒否しなければならない決まりがあります。ベテランの保育士さんなどはささっと済ませてしまうのですが、当時勤めたてだったこともあり検温でHさんの娘さんが体温が高かった為その旨を伝えたところトラブルとなってしまった。普段はお母さんが登園の送り迎えをされていた家庭の方でしたが珍しくお父さんが送り迎えの日で、出社の都合等もありかなり慌ててしまったのかと思われ、このような例はその後たくさんありました。結局そんなはずはないと居直られ、何度も検温して水準以下の数字が出るまでその場に釘付けにされてしまい、園の方針に従うべきか難しいところでしたが、子どもの体温は少しのことで変わってしまう部分もあり登園して頂き継続して様子を見ることになりました。
対応者の中での対応
その後その子は特に健康に問題なく過ごせたので結果としては良かったのですが、一度こういう事例を作ってしまうと検温している意味がなくなってしまいますし、なにより未就学児の年齢ですからお子様の状態を最優先に考えて選択を取っていくのが何より大事かなと再確認しました。
今後同じ事例が起きた時の対処法
親が親の都合で無理難題を言ってくるという事例は非常に多く、モラルの問題ではありますが曖昧な対応をしてしまうとつけこまれてしまうこともあります。しっかりと職場でのルールを共有しケーススタディを行うこと、先輩の方に相談し対応を園内で一貫させることが大切かと思います。本来保護者の方と保育士は対等な関係にあるので、シンプルに出来ないことは出来ないのでそれをきちんと理由を説明して毅然と対応してください。特にお子様の体調等に関わることは命の危険があるような場合もあり(アレルギー対応等)保護者の方も保育士側も子どもが一番大切なのは共通しているので、細かく意見は擦り合わせておかないと後々問題が起きてしまいます。保護者の方も千差万別なので、最悪のケースを想定して常に予防線を張るようにしてください。