保育施設の事例
施設名: 保育園
保育園保育士女性
対応者
対応者 保育士
対応者 女性
お相手
寝たきり度 J1
認知症の状況 Ⅰ
性別 男性
トラブルが起きた背景
1歳児クラスの担任をしていたころのことです。冬の朝の受け入れ時に「昨日家に帰ったら背中に大きなあざがありました。保育園でできた怪我じゃないんですか?説明してください。」とお母さまから言われました。前日にその怪我に気づいていなかった私たちは、背中のあざの状態を確認してみました。すると背中の真ん中あたりにあざのような低温やけどのようなものがありました。気づかなかったことをすぐに謝罪し、担任とほかの保育士が来たら確認をして電話をさせてくださいと伝えました。その後、前日に保育をした保育者が全員出勤したところで、前日に転倒やけんかなどがあったか確認しましたがそのようなことはありませんでした。お母さまへ電話をし気づいていなかったことの謝罪をしたうえで、前日のT君の一日の様子とトラブルはなかったことを伝えました。お母さまは少し納得がいかないような聞き方でしたが、それ以上は何も言われず大きなトラブルにはなりませんでした。
対応者の中での対応
対応の良かった点は、すぐに謝罪をしたことと自分だけの判断ではなく前日にT君とかかわった保育士全員にしっかりと保育内容を確認してから、保護者へ怪我をした事実はないことを伝えた点です。悪かった点は、前日の帰園前にしっかりと怪我の有無を確認しきれていなかった点です。
今後同じ事例が起きた時の対処法
こどものけがに関するトラブルは保育園内では多く発生するトラブルだと感じます。ですが保護者にとっては小さな怪我でも我が子の怪我はとても心配になり神経質になりやすい問題です。なのでどんなに小さな怪我でもしっかりと謝罪をし、怪我をしてしまった状況を保護者が納得できるように説明する必要があると思います。また怪我などに気づかずに受け渡しをしてしまい保護者から指摘された場合は、すぐに謝罪をするのがより良い結果を生むと思います。園内でできてしまった怪我ではなく自宅でできてしまった可能性のほうが大きい場合もありますが、それでも真っ先に謝罪をすることが大切だと思います。そのうえで保育内容の確認をしたり主任・園長に確認し適切な保護者対応の指示を仰ぐとよいと思います。