保育施設の事例

施設名: 保育園

保育園保育士女性

対応者

対応者

対応者 保育士

対応者 男性

お相手

対応者

寝たきり度 J1

認知症の状況

性別 男の子

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トラブルが起きた背景

直近ではありませんがもう20年くらい前のことです。当時は男性保育士は圧倒的に少なく私が勤めた保育園でも、男性保育士を雇うのは初めてだと言われました。園長先生も期待を込めていた部分はあると思います。当時は園児から見たらお兄ちゃん的な先生が入職してきたことにより、園児は全身でぶつかってくる元気さでした。園児たちも普段は女性保育士にしないことでもどんどんチャレンジしてきました。力のいることは必ず私に求めてきました。もちろん会話でのコミュニケーションはとりますが、触れることでも意思の疎通を図ります。Tくんは普段はおとなしく控えめな感じでしたがその日は少し活発でした。何か得たいものがあったのかも知れません。園児たちは「先生~」といいながら寄ってきますが、その日のTくんはなぜか50cmほどの遊具からジャンプして私に飛びかかってきました。きっと受け止めて欲しかったんだと思います。しかし急に飛びかかってきたこともありTくんの頭が私の口にヒット。私の前歯は私の唇に刺さりました。貫通こそしませんでしたが私は口腔内にかなりの出血がありました。Tくんも「こんなはずじゃなかった」と思っていたようですが、かなり痛かったようで頭を押さえて泣いていました。正直「勘弁してくれよ」と思いましたが、経験の少ない子どものすることです叱るわけにもいかず、担任の先生や園長先生、保護者に事情を説明して終わりでした。私の上唇は表面から見ても内出血が広がっていましたが、血も止まったので病院には行かずに様子を見ました。幸いにも傷や内出血は1週間ほどで消えました。

対応者の中での対応

Tくんが突然飛んできたので防ぎようがなかったのが正直なところです。その際に出血したのも見えたはずですし『急に飛びかかっては他の人に怪我をさせる』ということがTくんも理解ができたことや指導することができたと思います。その点は良かったと思いました。

今後同じ事例が起きた時の対処法

現在は男性保育士も進出してきており珍しくない園も多いと思います。保育士といえば女性が多いので、子どもたちも『お母さん』と同じように手加減してきます。しかし男性保育士は『お兄ちゃん』や『お父さん』的な部分を含んでいるので、男性的な関わりを求めてきます。特に力については求めてきます。その分、園児も保育士も怪我のリスクは上がります。その割合は女性保育士のみの園より高いと思います。求めに対して「受け止めてあげたい」という気持ちは大事ですが、園児も自分も事故は防ぐ必要があります。普段から危ないことは「危ないよ」ということをきちんと教えてあげることが事故予防になると思います。世間のニュースで男性保育士が逮捕されることが報道されることがあります。性的な志向なのか本当に残念に思います。今はSNSなども広まり男性保育士同士のネットワークも構築しやすい時代となりました。市内・県内・全国などで男性保育士ネットワークを構築することにより、多くの面で立場や世間からの視線なども確立していけると思います。普段から頑張っている保育士です。大事な仕事ですし男性保育士の役割も大きい部分があります。のびのび活躍できる時代になって欲しいと思います。

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