保育施設の事例
施設名: 保育園
保育園保育士男の子
対応者
対応者 保育士
対応者 男性
お相手
寝たきり度 J1
認知症の状況 Ⅰ
性別 女性
トラブルが起きた背景
当時は保育士になりたてで少し経験が足りないくらいの時でした。普段と何らかわりないような日でしたが事件は突然起こりました。昼食の前くらいの時間でした。子供のことを見ていると思ったのですが、少し子供が集まっているところがあり何が起こっているのかあまり見えていませんでした。急に叫び声がしてあわてて見るとT君がSちゃんに噛みついていました。パニックになりましたがとりあえず引きはがし、Sちゃんの傷口を蛇口で流し痛かったねえと声をかけ、T君になぜ噛んだの?噛んじゃだめだよと伝えました。その後Tくんの保護者にも噛んだ事実を伝えました。
対応者の中での対応
私自身少し驚いてしまったことがあり、T君の親へ噛みつきはTくんが悪いせいじゃないというフォローは一応したのですが中途半端で足りなかったのかもしれません。T君の親は自分の育て方が悪いと反省しすぎているような感じでしたし、それからしつけを厳しくしたらしいです。しつけの効果自体はあったようでT君のマナー自体はよくなりましたが、もともとすごく元気な子だったのに元気さが少し減っているような感じを受けました。T君の親との関係もぎくしゃくした感じになってしまいました。もっとちゃんとフォローをすべきだったと思います。
今後同じ事例が起きた時の対処法
私自身はT君は悪くないと言ったのですが、おそらくそれだけでは足りない場合もあると思います。そんなときはいろいろな事例をあげて説明したらいいのかと思います。私自身そうだったし、実際に子供が勢いよく噛みつくのをみたり、それで傷ついた子供をみるとショックで冷静な説明ができなかったり頭に入らなかったりします。まずは冷静になって、噛みつきというのは子供の場合かなり多いケースであって特例ではないのだということ、そして親の育て方が悪いわけではないし、ましてや噛みついた子供が悪いわけではないということをしっかり落ち着いて説明すべきだと思います。