保育施設の事例

施設名: 保育園

保育園保育士女性

対応者

対応者

対応者 保育士

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 J1

認知症の状況

性別 女性

記事をチェック

SNSで知り合いにシェア

facebook

line

twitter

トラブルが起きた背景

去年の11月のお遊戯会に向けて9月頃に年中さん組の3クラス合同で役決めをすることになりました。
その日は主役の白雪姫を演じたい園児が7名ほど挙手をしたのですが、演じられるのは3名まででした。
そこでくじ引きをすることになったのですが、くじで外れてしまったYちゃんが怒ってしまい当たった一人の女の子の髪の毛を引っ張る事件が起きました。
相手の女の子も気が強い子だったため、同じようにYちゃんの髪の毛を引っ張り始めました。
そのYちゃんは私が担当している組の子だったので直ぐに抱き上げて部屋を出ましたが、癇癪を起こして帰る時間までくじの結果に納得のいかない様子だったので、その日の連絡帳に詳しく事情を書いた上でお迎えに来たNさんにもご説明しました。
ですがNさんからも娘の為にもう一度くじ引きを検討してくれないかと申し出を受けて困ってしまった為、即座に園長に相談することに。
園長が直ぐに来て下さり「幼少期から我慢することを覚える事の大切さ」をNさんに丁寧に説明して下さった為、Nさんも渋々ですが納得してくれました。
また、髪の毛を引っ張られてしまった被害の子と親御さんにもきちんとその時の状況を事細かにご説明し納得して戴きました。

この経験を通して、私の対応で良かったのではないかなと個人的に感じた点は、喧嘩が始まった際に直ぐにYちゃんを抱きかかえて外に連れて行ったことです。
きっと部屋の中に居たままYちゃんを説得しようとしても、くじが当たった子が目に入って怒りが収まらなかったと思うので、まずは違う場所に移動させてから話し合うのは大切なことだと感じました。
そのぶん反省点も沢山あります。
自分だけで問題を対処することが出来なかった点は非常に悔やまれます。
今回は園長が仲介役として話を整理してくれたのでなんとか落ち着きましたが、また似たようなケースが起きた時の為の備えを事前にしておきたいと感じました。

年長さんに当たる3,4歳は非常に自我が芽生える時期です。
我を通したいあまり、私の経験談のように癇癪を起こすお子さんも沢山いらっしゃいます。
そのような時は感情に任せて諭すよりもまずは冷静にその子に合った対応法を探して、本人が納得するまで話し合うことが大切だと感じました。

対応者の中での対応

今回、私はYちゃんの怒りを抑えたり説得するのに必死でYちゃんの意見をちゃんと聞いてあげられなかったように思います。
この子が何に不満を感じ、どう思っているのか園児の意見に耳を傾けることは保育士として大事な点です。
そして、できれば優しく穏やかな表情で話を聞きたいとも感じました。

今後同じ事例が起きた時の対処法

特に今はマスク越しで会話をするので、子どもが表情を読み取れる場所は目元のみです。目尻を下げて話すと園児も緊張感から解き放たれて話しやすくなる子も多いので、これからは気を付けたいと思っています。
また親御さんとのやり取りに関しては私自身も働き始めて9年目になりますが、最近は若い年齢層の親御さんが多く世代ごとに考え方も違いますので意見が食い違うケースも大いにあります。
その時も冷静に対応できるよう、何パターンか備えリストを作っておくと良いかと感じたので早速実践中です。

記事をチェック

SNSで知り合いにシェア

facebook

line

twitter

介護施設の事例一覧へ