保育施設の事例
施設名: 保育園
保育園保育士女性
対応者
対応者 保育士
対応者 女性
お相手
寝たきり度 J1
認知症の状況 Ⅰ
性別 女性
トラブルが起きた背景
Yちゃんと、Aちゃんは家が近所で家に帰ってからもお互いの家をよく行き来するほど仲が良く、一緒に遊んでいる。しかしYちゃんの母から、我が家で遊んでいる時にAちゃんが意地悪をするから、先生から、Aちゃんに、うちのYちゃんを意地悪しないように、伝えて欲しいと言いに来た。まずは園での2人の様子を伝え思いの違いからトラブルになること、度々あるがそれは5歳の年齢ではまだまだある事だと伝えた。また、私自身がその場に居ない家庭でのトラブルについては、口出しすることはできないこと、実際見てない事を注意しても効果がないことを伝えたが、Yちゃんの母は、納得がいかず先生はAちゃんの味方なのか?うちの子の方が気が弱いのを知らないのかと怒りだしてしまいました。そこでその事を園長先生に報告し、その日の放課後もう一度園長先生と家庭訪問を行い、話を聞きお母さんがどうして欲しいのかを改めて聞いた上で、園長先生から見ていないことについては注意は出来ないが、2人の関係をしっかり見極め報告すること、Yちゃんの気持ちに寄り添った保育をするように心がけることを約束しました。
対応者の中での対応
私の判断だけで、見ていないところの注意は出来ないとお伝えしたことが、保護者の方にとっては、冷たく感じ見放された気がしたのだと思います。このことを園長先生に相談して一緒に話しに行ったことで、気持ちに寄り添って貰えたと言う思いを持ってもらうことができたように思います。
今後同じ事例が起きた時の対処法
保護者からの難しい相談は、自分一人で抱え込むのではなく、主任や園長先生に相談をし間に入ってもらうことが大切なのかなと思います。私自身もそうでしたが、保育士になりたての頃は自分の偏った考え方で話をしてしまうより、別の視点から冷静に話が出来る、上司を挟むことで保護者の方にも、担任だけではなく色んな先生から、自分の子を手厚く見てもらっているという、安心感を持ってもらえるのだと思います。しかし私たち保育者もできないこともあるということを理解していただくことも大切で、実際に保育の中で見て危険なこと、友達にいじわるをなぜしてはいけないのかを伝えることで、子供たちも習得していくことだということを理解して貰えるように、話していく必要があると思います。