保育施設の事例
施設名: 保育園
保育園保育士女性
対応者
対応者 保育士
対応者 女性
お相手
寝たきり度 J1
認知症の状況 Ⅰ
性別 女性
トラブルが起きた背景
年度の変わり目の4月。年少組の担任になりました。年少組は落ち着くまでに時間がかかり毎日てんてこまいです。そんな中進級児のKちゃんがバタバタしている時間にイスの端で肩の方を打ったと言って泣いているのを発見しました。元々ちょっとした事ですぐに涙が出るKちゃんなので少し痛い思いをしただけだと思い慰めて様子を見ました。 給食時になっても「手が痛い」とグズグズ言っていたので念のため手を上に上げられるかを確認したりしました。手は上がりました。 帰る頃にもまだ少し痛い様子だったのでお母さんに今日の様子と、もしかすると脱臼の心配があるかもしれないことを話しました。 翌日、Kちゃんが手を剥離骨折していたと聞きました。全治1ヶ月でかなり痛みがあったのでは?と医者から言われてお母さんが発見が遅く対応が悪い‥と少し苦情のような事を言われました。お母さんにはKちゃんの変化に気づくのが遅くなったことを謝罪しましたが後味の悪いものとなりました。
対応者の中での対応
Kちゃんの様子に全く気づいていなかった訳ではない事はよかった。手をあげさせたり、声をかけたりしていたので自分なりに精一杯の配慮はしたと思う。 Kちゃんに対していつもグズグズ言う子であると言う固定観念があった。またいつものわがままが始まったと半分思っていたので対応も遅れてしまった。クラスも落ちつかない時期だったので自分にも余裕がなかった点も反省する。
今後同じ事例が起きた時の対処法
保育士の仕事はまず子供の命を守ることだと思います。そしてそれは本当に大変な事です。かわいい我が子に怪我などがあった場合保護者は必ず保育士はどうしていたのか?という事に着目してきます。 怪我やトラブルがあった時、なぜ仕事が起こったのか?自分がどう対処したのか?を保護者に説明できる事が重要です。きちんと説明を受けると保護者もある程度は納得されます。子供を見てくれていない保育士は信用してもらえないので。 そして予期せぬ事故は仕方ない場合もありますが事故が起こらない状況を常に作って保育していくことも大事だと思います。私の場合、部屋の動線が悪くイスに当たるような事故が起こる結果になったのですぐに部屋のレイアウトも変えました。 職員会議などでヒヤリハット報告などを話し合い参考にできると良いと思います。