保育施設の事例

施設名: 保育園

保育園保育士女性

対応者

対応者

対応者 保育士

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 J1

認知症の状況

性別 女性

記事をチェック

SNSで知り合いにシェア

facebook

line

twitter

トラブルが起きた背景

ある日Sちゃんのお帳面にお手紙が挟んであった。お母様のS様からのお手紙だった。読んだ園長からの伝言で、おやつの際に提供している牛乳をSちゃんに与えないでほしいとのことだった。理由は乳牛の育て方が残酷であることを知り、ショックを受けてうちの子に飲ませてほしくないとのことだった。Sちゃんが成長したときに、乳牛がどのように育てられているか尋ねられたらどう答えたらいいのか分かりません、子どもを産み育てている身としては育て方が許せないので牛乳を与えてほしくないということだった。園長と保育士と調理師が話し合い、調理に使う牛乳は使用してもよいとの同意をS様に確認した上で、牛乳そのものを飲ませることはせずお茶で対応することにした。

対応者の中での対応

保護者にとって安心する結果にはなったが、子どもにとってみれば今後も小学校に通うようになっても牛乳を飲む機会はたくさんあるので、物事が分かり出してから皆と違うお茶を飲んでいくのかと思うと可哀想な気がした。

今後同じ事例が起きた時の対処法

さほどクレーマー的な保護者でない場合はきちんと話し合いをし、食育という形で伝えるべきことがあったように思う。私たちは命を頂いて生きているということ、他に私たちが食べているお肉やお魚も、場合によっては残酷な育てられ方をしているのではないかということ、それらを頂くときに感謝するのが大切であって、そのことを子どもたちに伝えていきたいと告げた上で話し合いの場が持てればよかった。今後も、よっぽど日本の状況が変わらない限りは給食では牛乳を提供し続けていくと思われるので、Sちゃんが疑問に持つ可能性も考慮した方がいいということも伝えた方がよかった。しっかりとしたコミュニケーションを取り、相互理解を深めるべきだった気がして反省している。

記事をチェック

SNSで知り合いにシェア

facebook

line

twitter

介護施設の事例一覧へ