保育施設の事例
施設名: 保育園
保育園保育士女性
対応者
対応者 保育士
対応者 女性
お相手
寝たきり度 J1
認知症の状況 Ⅰ
性別 女性
トラブルが起きた背景
4月進級し、新しいクラスに変わり入園式の日でした。
Yちゃんのお母さんが保育室に貼ってある食物アレルギーの子ども情報が書かれている紙を見て担任保育士に怒って話してきた。話の内容は「Yちゃんは食物アレルギーなのにアレルギー対応してもらえてない」といものでした。
しかしYちゃんは、0歳の頃から既に3年間保育園に通っていたがアレルギーの話を職員の誰も聞いていなかった。前担任も児童表を確認したときに記入はなかったと覚えていた。その場は担任や主任、園長と謝罪をし、入園式後自宅に謝罪に行き対応した。次の日Yちゃんが持ってきた児童表には赤のペンで大きく「食物アレルギー」と付け加えられていた。
対応者の中での対応
新年度の保育士もこれから子供たちのことを把握していく時期でのトラブルということもあり、保護者の方の話を聞くことを大事にし自分の判断で「去年は食物アレルギーと聞いてません」など否定するような返答を避けて答えたのが良かった。
また、自分の判断だけでなく主任や園長にしっかり報告し一人で対応しないように気を付けたことが良かった。
今後同じ事例が起きた時の対処法
入園式など保護者が出入りする日など特に個人情報の問題もあるため、子供の情報が書かれている掲示物は外しておくと良いと思います。
また私の園では、児童表の書き直しで保護者に配布する前に前年度の情報をコピーして保管したり確認したりするようにしています。
他には、児童表を毎年新しい用紙を配布するようにし、変更になったところがわかりやすいようにしてました。クレーム対応ではできるだけ一人で対応せず主任・園長に必ず報告しながら対応していくほうがいいと思います。
保護者も人間で、その時その時で気分や言っていることが変わるので、一人より数人で話を聞いていたほうが後から「話が違う」ということは防げると思います。日ごろから主任・園長との「連絡・報告・相談」が大切ということだと思います。