保育施設の事例
施設名: 保育園
保育園保育士女の子
対応者
対応者 保育士
対応者 女性
お相手
寝たきり度 J1
認知症の状況 Ⅰ
性別 男の子
トラブルが起きた背景
R君はいつも誰かが遊んでいる所にいき、自ら何かに集中して遊ぶことがなく、誰かのおもちゃを取ったり誰かが作っているものを壊したりということが好きな男の子でした。
その日もブロック遊びで皆が自由にブロックを使って遊んでいた所、R君は園内を走り回ったり誰かの所を覗き込んで遊んでいるブロックを取り上げたり壊したり。取られたり壊された園児はぎゃー!と泣き、他児もその様子に落ち着きなく遊びに集中できなくなっていました。私はR君に対して「遊んでいるのを黙ってとったら嫌な気持ちになるよ」「こっちのブロックで遊ぼう」などと声かけして対応した。
対応者の中での対応
私自身R君が誰かのおもちゃを取ったり壊したりする度に声かけしていましたが、事前にR君に「お友達のおもちゃを取ったり壊したりせず仲良く遊んでね」などの声かけをした方が良かったのではないかと思いました。
今後同じ事例が起きた時の対処法
R君と他のお友達とのトラブルが起こる前に声かけして仲立ちできた方が良かったのではないかと思いました。
トラブルが起こってから声かけしたことで、取られたお友達も気持ちが沈んでしまいなかなか遊びに戻ることができなかったことと、他の園児もトラブルに気を取られてそれまで落ち着いて遊んでいたことから一旦気持ちが離れてしまい、遊びに集中することが出来なくなってしまったからです。ブロックを出す前に一旦皆を座らせて落ち着いて話を聞ける状態で「ブロックの取合いをしないで、みんなで仲良く遊びましょう」という声かけをするのもいいかもしれません。