保育施設の事例
施設名: 保育園
保育園こども園保育士女の子
対応者
対応者 こども園保育士
対応者 男性
お相手
寝たきり度 J1
認知症の状況 Ⅰ
性別 女の子
トラブルが起きた背景
S・Nちゃんがお昼寝前に鼻をほじって血が出たので、ヘルプで入っていた他クラスの保育者が止血の対応をした。
夕方(16時頃)母親が迎えに来た際に鼻に小さな紙縒りがまだ鼻の中に入っていることに気が付いた。(血で染まって見えづらくなっていた)止血してから数時間たっていることもあり「この時間まで入れておくのはあり得ない」とお叱りを受けた。私自身もいつ鼻血が出て誰が止血したのかを知らなかったので、母親に謝罪して経緯を知っている保育者を探したが退勤後だったこともあり、経緯を説明できないままS・Nちゃんと母親は帰ってしまった。
後日他の保育者に確認を取り、経緯や情報共有を徹底することを話し合い改めて母親に謝罪をした。
対応者の中での対応
悪かった点
・見えづらかったとはいえ、子どもが鼻に紙縒りが入ったまま保護者のもとに返してしまった。些細な変化に気が付けなかった。
・話し合いの時間を持ち、チーム全体で子どもの変化や怪我などの情報共有をしていなかった。
・保護者に対して「知らなかった」というニュアンスの発言をしてしまった。
今後同じ事例が起きた時の対処法
まずは子どもの些細な変化に気が付くような観察力を身につけることが大切だと感じた。特に怪我に関しては家でのものなのか、園での怪我なのかをしっかりと把握しておかないとトラブルになることが多いので、小さな変化でも気が付き声をかけたり、そのことを保護者や他の保育者と共有することで「この子のことを良く見てくれている」という印象を与えることもでき、そこから信頼関係が生まれてくると思う。
また「知らなかった」という発言は「ちゃんと見てくれていない」と不安を与えかねないので、担任や周りの職員に確認を取ってから返答するというスタンスで対応するのが良いと思う。
忙しい時間は話し合いなどを持てないことがあると思うので「知らなかったから」と受け身にならず自分から情報を取りに行くような姿勢で仕事することで、それが自分の身を守ることにもなると思う。