保育施設の事例
施設名: 保育園
保育園保育士男の子
対応者
対応者 こども園保育士
対応者 男性
お相手
寝たきり度 J1
認知症の状況 Ⅰ
性別 女の子
トラブルが起きた背景
3歳児クラスに進級するにあたり、給食後に使うおしぼりを入れる袋を準備してもらうことになった。
私が勤める園ではジップロックタイプの袋を準備してもらうことになっており、見本を掲示して保護者に個別に伝達もしていた。K・Kちゃんの母親から「袋はスライドで閉まるタイプと指でパチパチ閉めるタイプとどっちがいいですか?」と聞かれ、見本ではスライドタイプの物だったので「見本と同じものをお願いします」とお願いした。その後「スライドタイプの物は何回も使っていると壊れやすいんですよね」などの雑談をした。
後日K・Kちゃんはスライドタイプではなく、指でパチパチと閉めるタイプの袋を持ってきていたので、他の職員が確認すると「T・S先生がこっちの方がいいですよって言われたので」と回答した。
実際にK・Kちゃんは自分の指で閉めることができなかったので、母親に話をして別でスライドタイプの袋を用意してもらったが、最終的に私が見本とは違うタイプの物を持ってくるように勧めたことになっていた。
後日K・Kちゃんの母親に分かりにくい説明をしてしまったことを謝罪した。
対応者の中での対応
悪かった点
・雑談の中で保護者に悩ませるような発言をしてしまったこと(「スライドタイプの物を持ってきて」とお願いしたあとに「スライドタイプは壊れやすい」等の不安になるような発言をした)
今後同じ事例が起きた時の対処法
園での生活の中で保護者に用意してもらうものは多くあるので、その伝達が正しく伝わっているかということを常に意識して仕事をすることが大切だと感じた。
伝えたものを期日までにしっかりと揃えてくれる保護者もいれば、そうでない保護者もいるので、普段からコミュニケーションを取りこの人はどういう人なのかを知っておくことで、より丁寧に慎重に伝えなければいけない状況が見えてくると思う。
「言ったつもりでも伝わっていない」ということは多々あるので、他の職員などを交えて複数人で伝えるなどして、伝達の漏れを防いだり言質を確認することが必要な時あると感じた。