保育施設の事例

施設名: 保育園

保育園保育士女性

対応者

対応者

対応者 保育士

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 J1

認知症の状況

性別 女性

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トラブルが起きた背景

4月に入園したKちゃん、お友達とも慣れてよく遊んでいました。ただ言葉の反応が遅く、名前を呼んでも振り返らないことが多かったのもあり、責任者のOさんのアイディアで〇〇〇という名前の上の二文字をとって〇〇ちゃんと保育士みんな呼んでいました。〇〇ちゃんと呼ぶと振り返るようになったこともあり、こちら側としては親しみを込めたあだ名のつもりで呼んでいました。
1年近くそのように過ごし、Kちゃんが転園することになった3月に突然、保護者のKさんご夫婦、特にお母さんが事務所にクレームをいれました。内容としてはKちゃんの本名は〇〇〇なのに勝手に〇〇ちゃんと呼ばれて迷惑だ。あやまってほしいというものでした。ものすごく怒っていて責任者のOさんと園長が菓子折りをもって謝罪にいきました。

対応者の中での対応

Kちゃんの名前の呼び方についてはよくある呼び方で、特に不快感のあるものではなかったため職場の保育士がみんな呼んでいました。
Kちゃん自身はまだ2歳ということもあり、その呼び方について意思表示はできません。
ただ4月から3月ほぼ1年間も呼び続けていたのに、なぜ保護者のKさんが転園時まで我慢していたのかというところをしっかり確認すべきだったと思います。親が自分の子供につけた名前を省略されていわれるのが嫌だということを想像してみるべきだったなと思いました。

今後同じ事例が起きた時の対処法

Kちゃんの名前を呼んでも反応が薄かった、言葉の反応が遅かったという問題点にもっと向き合うべきだったと思います。
最初の時点でそれをきちんと保護者に伝えておくことで問題は防げたのかもしれません。2歳はまだ3歳児検診まで時間があり、保護者が子供のことで相談をできる機会はとても少ないです。保育士が保護者にきちんと向き合い言葉の反応が遅いこと、〇〇〇ちゃんと呼んでも振り返らないので〇〇ちゃんと呼んでみたところ反応がありました、ということを伝えていれば理解を得られたのではないかと思います。
その時点であだ名で呼ばれるのが嫌であれば、保護者も1年も我慢せずに断ることができたのではないかと思います。保育士と保護者としっかりコミュニケーションをとることが大事だと思います。

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