保育施設の事例
施設名: 保育園
保育園保育士男の子
対応者
対応者 保育士
対応者 女性
お相手
寝たきり度 J1
認知症の状況 Ⅰ
性別 女性
トラブルが起きた背景
保育園では毎月、園のおたよりと別にクラスごとのおたよりがあります。
これは各クラスの担任が作成します。簡単なテンプレートはありますが保育士が保育の合間、事務の合間で作るため仕事としては少し大変な作業になります。
担任が作成し別の保育士がチェック、副園長がチェックして印刷して配布です。
あるとき配布したクラスのおたよりに園児の名前を書くことがあったのですが、クラスには同じ苗字のお子さんが二人いました。
例:佐藤Tくん、佐藤Mちゃんのふたりがいたのですが、Mちゃんの名前が抜けていてTくんがふたりになってしまっていました。それについてこちらは気づかずMちゃんの保護者に指摘され、対応したSさんは謝罪するだけで終わり修正したものを再配布するということをしませんでした。
そのため正式に園にクレームが入り、園長が謝罪しクラスのおたよりは修正して再配布をしました。そしてそのあとおたよりに子供の名前をいれることがなくなりました。
対応者の中での対応
担任のSさん、他の保育士、副園長とチェック体制があったのにも関わらずミスを見逃してしまったことは悪かったことだと思います。
そして保護者からの指摘でミスに気が付いたのもよくなかったです。
保育士としては配布して終わりの気持ちだったと思いますが、配布するときにまたきちんと確認していれば配布前に気が付くことができたはずです。
また子供の名前というデリケートな問題、間違いについて口頭での謝罪だけで済ませてしまったことは非常に悪かったと思います。
今後同じ事例が起きた時の対処法
人為的なミスはどんな職場でも起こることですが、簡単のように見えて間違えてしまうと負担の大きい作業に関しては担任任せにするのではなく、園全体として作りやすいマニュアルがあればいいと思います。
どうしても慣例として作っているだけで、実際におたよりを活用できていないのも問題だと思います。保護者にクラスとしてお知らせしたいこと、コミュニケーションツールとしておたよりを残すのであれば、保育士も保護者にも意味のあるおたよりであればいいと思います。意味があるものであれば配布するときに読み直すなど、誤字脱字チェックの意識ももっと働くと思います。
また名前は子供でも大人でも間違えられるのは非常に嫌なものだと思います。間違えたあとにきちんと対応することが信頼につながっていくので、真摯にうけとめるべきだと思います。