保育施設の事例
施設名: 保育園
保育園保育士女性
対応者
対応者 保育士
対応者 女性
お相手
寝たきり度 J1
認知症の状況 Ⅰ
性別 男性
トラブルが起きた背景
朝の子どもを受け入れる時。
0歳児のため登園時に検温をする。検温の結果37.3℃。連絡帳に記載されている朝起きたときの体温を確認すると36℃台。
少し熱が高めだったため保育者が保護者に確認をする。
保育者「朝よりも少し熱が高いのと鼻水が出ているのが続いていますね。もしこのまま熱が上がったらご連絡を差し上げると思いますが」
保護者「でもうちでは元気でした。何℃までだったら保育園で預かってもらえるんですか」
保育者「何℃という体温だけではなく、いつもと違った様子であったり食が進まなかったりした場合には熱が上がらなくても連絡はします」
そう答えると保護者は「そうですか」と言った。
対応者の中での対応
(良かった点)
・曖昧に答えてしまうのではなく、子どもの状態次第であることを伝えることが出来たところ。
・朝の時点で仕事中でも呼び出しの可能性があることを伝えておくことで、心づもりをしておいてもらえるところ。
今後同じ事例が起きた時の対処法
働く保護者を支援していくことは、保育者にとっての大事な仕事の一つでもあります。
けれどまず第一に考えるべきは子どものことです。子どもが保育園に預けられていることで少なくとも負担はかかっていること、集団生活をしているので他のお子さんへ感染などが考えられる場合は、毅然として預かれない状況も伝えていく必要もあります。
そういったことを伝えていくには、日ごろから保護者とのコミュニケーションを大切にし信頼関係を築いておくことです。
保護者は子どもを預けたいと思っています。仕事に行かなければならないので当然です。
受け入れ時に強く突っぱねる必要はありませんが、子どもの体調が悪そうなときには、連絡の行く可能性のあることも事前に伝えておくことが大切だと思います。(仕事の算段もできるように)