保育施設の事例

施設名: 保育園

保育園保育士男性

対応者

対応者

対応者 保育士

対応者 女性

お相手

対応者

性別 女性

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トラブルが起きた背景

敏感肌であせもができやすかったAちゃん。
勤めていた保育園ではクーラーは極力使わずたくさん汗をかいて過ごす教育を心がけていたが、Aちゃんの保護者のAさんは「あせもが酷くなるから一日中クーラーをつけ、うちの子が汗をかかないようにしてほしい」と園側に要望がを伝えた。
しかし保育園では簡単には要望を受け入れることはできなかった。理由としてはうちの保育園の方針に同意して入園してきた他の子も一緒に生活しているのでAさんの要求だけ通すわけにはいかないからだ。
当初AさんはAちゃんのことを考えてくれないのかと、憤慨した様子だったが、園の看護師と一緒にあせもは汗をかかないで過ごすと汗腺が発達せず余計に悪化することを伝え、着替えをこまめに行うことと毎日看護師が処方された薬を塗ることをAさんと取り決め、納得してもらった。

対応者の中での対応

保護者の要望を全て受け入れることは難しいが、保育士や看護士全員で話し合い、園の方針を守りながらAちゃんにも気持ちよく過ごせる方法を考えた。
最終的に医学的根拠を交えて話すことで納得して頂けたのではと思う。専門知識が重要だと感じた。

今後同じ事例が起きた時の対処法

保護者からの突拍子のない要望があると「それは自分勝手では?」と思いがちだが、保護者は子どものことが心配でお願いしているということを忘れないで対応し相手の気持ちに寄り添うことが大事だとこの件を通して感じられた。
園の方針だから、とすぐに断らず、職員で話し合いの機会をもつことで担任保育士だけでは思いつかない案も出てくるし、Aちゃんの体質について情報を共有できたことで、担任以外の保育士もAちゃんのいるクラスに臨時で保育に入る場合に肌荒れや着替えを念頭において保育できる点もよかった。
保護者はどうしても自分の子ども中心に考えてしまうので保育園は集団生活だと理解して頂けるよう日頃から伝え方が重要だと感じた。また、保護者を納得させられたのは医学的根拠だったので看護師や嘱託医に相談することの大切さも学んだ。

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