保育施設の事例

施設名: 保育園

保育園こども園保育士女性

対応者

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対応者 保育士

対応者 女性

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性別 女性

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トラブルが起きた背景

Cさんの働く保育園の2歳児クラスに、いつも可愛らしい凝った髪型をしているHちゃんがいる。
髪型や髪飾りに特に制約はないのだが、派手な髪型だとお散歩の時に帽子がかぶれないし、大きな髪飾りをしていると着替えもしずらいので、入園してしばらくしてからHちゃん母に「帽子がかぶれてお着替えがしやすい髪型と髪飾りにして欲しい」とお願いした。
Hちゃんのお母さんは納得していない様子でなかなか改善してもらえず、お願いするたびに「え、まだダメですか?だいぶ控えめにしているんですけど…」と言い返されていたが、夏が終わる頃にようやく保育に差し支えない髪型で登園してくるようになった。
秋の運動会の時期、Cさんの保育園では室内で運動会を行うので帽子をかぶらない為、Hちゃんが張り切ってまた凝った髪型をしてくるのではないかと心配したCさん。ネットをくぐったりする競技もあるし、動き回ると髪飾りが落ちてしまってそれでケガをする懸念もあるので、Hちゃん母に「運動会の時にもあまり大きな髪飾りはつけずに控えめな髪型にして来て下さい」とお願いした。するとHちゃん母は「なんでいっつもうちにばっかり髪型の注意をするんですか?他に可愛い髪型してる子いっぱいいるじゃないですか!」と怒り出した。
きちんと理由を説明してとりあえずは理解してもらい、運動会当日Hちゃんは普通の三つ編みで来ていたが、Hちゃん母が保護者席で運動会を観覧しながら、「Hどこにいるの!?」「髪型普通だと全然見つけられないんだけど」と文句を言い続ける姿があった…

対応者の中での対応

Hちゃん母が「どうしてうちにばっかり髪型の注意をするのか」「他にも可愛い髪型の子がいっぱいいる」と言っている点を考えると、派手な髪型や髪飾りがなぜダメなのかをきちんと理解してもらえていなかったのではないかと思う。
入園してすぐ髪型についてお願いした時も、きっと校則に反発する学生のような感覚で、Hちゃん母は「可愛い髪型がダメだと言われた」くらいの認識だったのではないか。
夏が終わる頃まで髪型が改善されなかったのなら、真意が伝わっていない可能性を考えて「帽子がかぶれないとお散歩に行けない」「お着替えがしづらくて困る」と何度もしつこく理由を言い続けるべきだったと思う。
そうすれば、運動会の髪型についてお願いする時にも反発されず、気まずい状況にはならなかったと思う。

今後同じ事例が起きた時の対処法

保育者側が何度お願いしてもなかなか改善してもらえない場合は多々あると思います。きちんと理由を説明してわかってもらえていると思っていても、意外と保護者には真意が伝わっていない事が多いものです。遠慮せず、でも威圧的にならないようにしつこくお願いしましょう。
また、「なぜうちばっかり注意されるのか…」と不満に思われそうな時には、クラスだよりだけではなく園だよりにも全体への注意として載せてもらうといいと思います。そうする事で、保護者は「禁止されている事をさせる訳にいかない」という気持ちになりますし角が立たないと思います。
改善してもらえた場合には、「ありがとうございました。助かりました」と笑顔でお礼を言うと、保護者からの印象も良くなると思います。

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