保育施設の事例
施設名: 保育園
保育園保育士女性
対応者
対応者 こども園保育士
対応者 女性
お相手
寝たきり度 J1
認知症の状況 Ⅰ
性別 女性
トラブルが起きた背景
外遊びが大好きで活発なRくん。いつも園庭にある大きなジャングルジムのてっぺんに上っています。
ある日、お友達のYちゃんがジャングルジムのてっぺんに上った時、自分の居場所が奪われると感じたのかもみ合いになりました。幸いジャングルジムのまわりには安全マットが敷かれていたこと、高さもそんなにはなかったため怪我は無く、お友達と喧嘩になったことだけを保護者に伝えました。すると後日Yくんから直接「落とされた」と聞いた保護者が園に連絡をしてきました。もし安全マットがなかったら、もし高さがもっとあったら大けがに繋がっていたと激怒されており、話し合いをすることに。
園としては当時の状況を先生が見守っていたこと、怪我がないようすぐに安全マットを固定し手を出したことを伝えて納得してもらいました。
対応者の中での対応
このような事態を想定して安全マットを敷いていたことと、状況に気付きジャングルジム下で待機をしていた。
さらに高さも確認していたこと。
今後同じ事例が起きた時の対処法
まずは園としての対策は万全であったことを伝えます。
保護者の方は子育てのプロですが、保育者は「子どもの集団をまとめていくプロ」です。
そのため、集団生活において発生し得るリスクは初めから対応していることを伝えて、まずは安心をしてもらいます。
また子ども同士の喧嘩や小競り合いは正直日常茶飯事で、100%防ぐことはできません。そのため何かあった時のセーフティネットをきちんと持っておくことが重要です。このようなことがあると保護者対策ばかり考えてしまいがちですが、本質は子どもの健やかな成長のサポートをすることです。子どもにとって何が一番かを良く考えて行動しましょう。
今回の場合だと、安全マットを敷いた後に時間が間に合えば「落下前に声掛けをする」「保育者がジャングルジムに上る」等の迅速な行動ができると良かったのかもしれません。