保育施設の事例

施設名: 保育園

保育園保育士男性

対応者

対応者

対応者 保育士

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 J1

認知症の状況

性別 男性

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トラブルが起きた背景

私が勤めていた保育園ではマーチングを取り入れていました。個人のペースや能力に応じて楽器を選んだり指導をするのですが、園長先生がかなり力を入れているので自然と指導に力が入ってしまいます。
私たち保育士も、専門のマーチング指導員から指導を受け、かなり厳しく注意を受けたり出来るまで繰り返し教わったり…そんな日々でした。
マーチングの披露の場は運動会。運動会が近づくと練習時間も大きくなります。のんびりしているIくんにはこのマーチング指導がかなり負担だった様です。おとなしい子でしたが、家に帰るとストレスからかぐずったり朝登園を嫌がったりしたそうでお母様からどうにかならないかと少し強めのご意見がありました。
現実として運動会は近づいている。他の子も頑張っているので今からマーチングをやめる事は出来ない。お母様にその旨を丁寧に話し、またIくんともしっかり話しもう少し頑張ってみる事に。Iくんの頑張りを誉め結果的に無事に本番を迎え達成感を味わって頂けました。

対応者の中での対応

まず、自分自身がマーチングの成功のために一生懸命で、子ども達一人一人の変化に気付かなかった事を反省しました。
その事をお母様にも伝えお母様の気持ちをしっかりと聞きました。
現実的にこれから先のプランを話しました。どうしたら負担なく、更には今まで頑張ってきたマーチングの本番を迎えられるのか。そして、お母様と相談し私(保育士)からIくんに話をする事になりました。
Iくんも練習は嫌だが運動会は成功させたい!そう思っている事がわかりました。そして、練習で出来ない事や嫌な事があれば直ぐに先生に知らせてね。どうしたら良いか一緒に話そうねと伝えました。
その後は家でもぐずることなく運動会を迎えられ、成功体験をしてもらえた事は良かったなと思います。

今後同じ事例が起きた時の対処法

自分自身がいっぱいいっぱいになってしまうと、子どもに目がいかなくなってしまうこともあるかもしれません。自分がきつい時は、子ども達もきついと思う事が大切だと思います。
もし事前にお母様にも「Iくんマーチングの練習を頑張っています。もし疲れてしまっていたり何か変化があれば教えて下さいね」等とお話しをしていたら、お母様もしっかりと自分の子どもの事を見てくれてるとわかった上で相談をしてくれたのではと思います。
疲れていても、子どもの変化を見逃さず保護者とのコミュニケーションを密に取る事が大切だと思います。

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