保育施設の事例

施設名: 保育園

保育園保育士女性

対応者

対応者

対応者 保育士

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 J1

認知症の状況

性別 女の子

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トラブルが起きた背景

ある日、合同保育中にお部屋の中を走ったり、お友達に悪戯をして困らせたりしていたAちゃん。
最初は軽く注意をするだけだったが何回促しても改める気配が無かった為「どうして先生から注意されるのか考えてください。」と話した。
するとAちゃんは「ウチのお母さん、先生のこと嫌いだって言ってたよ!お母さんに言いつけるからね!」と反論。
この事をAちゃんのクラス担任に引き継ぎ、帰る頃にはAちゃんから謝罪があった。
しかし翌日Aちゃんの保護者から「昨日M先生にキツく叱られたと言われたが、担任でもないのに何故そんな事をするのか。」と詰問された。
園長やAちゃん担任も間に入って経緯や状況を説明したことで保護者の誤解は解け、これ以降Aちゃんは「お母さんに言いつける!」と言わなくなった。

対応者の中での対応

この事例について、途中でクラス担任に解決までお願いしてしまった事で内容が拗れてしまったかもしれないと思った。
あくまで担任には仲立ちを頼み、Aちゃんが納得できるよう最後まで当事者として向かい合うべきだった。
Aちゃん自身が何故叱られるのか納得する事ができずにいたのが最大の原因だったと思う。振り返るとAちゃんの行動の理由を聞いて受け止めているつもりだったが、それが不十分だったのだと気付くこともできた。
また保護者にAちゃんの様子を伝える時に、当事者としてAちゃんと会話をしながら細やかに伝えていたら家庭での対応も変わったのではないかと考えている。
担任外の子どもとの向き合い方、保護者対応の仕方について見直すきっかけになった。

今後同じ事例が起きた時の対処法

保育園の規模によって状況は異なってくると思うが、普段あまり接点のない子どもと関わらなくてはならない時は必ず来る。
その時、自分と子どもの信頼関係がどの程度のものか冷静に判断しなければならない。
信頼関係が築けていない大人から叱られても子どもは納得せず、もしかしたら子どもによったら傷つくかもしれない。
自分のスキル、経験を過信することなく、必要があれば他の先生方へ協力をあおぐ方が良い。
また保護者対応について、担任や主任など第三者に相談した上で行うことが必要。普段関わる事の少ない保護者であれば、第三者の目で事前にミスを防ぐようにする事で新たな関係性を築くきっかけにもなる。
何事においても子どもや保護者との関係性の見極め、第三者へ協力をお願いできる事が保育士にとって大切なスキルだと思う。

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