保育施設の事例

施設名: 保育園

保育園保育士女性

対応者

対応者

対応者 保育士

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 J1

認知症の状況

性別 女性

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トラブルが起きた背景

Rちゃんの遊びが気になり近くでじっと見ていることが好きなKくん。
そんなKくんをRちゃんは遊びを邪魔されると思うのか押してしまったり、引っ掻いたりと子ども同士のトラブルが頻繁にありました。
保育者も気をつけてはいましたがふたりは仲良く遊べることもあり、無理に離して遊ぶこともさせていませんでした。
その日もいつものようにRちゃんが遊んでいるのを近くで見ていたKくんが少しおもちゃに触れた瞬間、Rちゃんが勢いよくKくんの頬を引っ掻いてしまいました。
すぐに傷を洗い冷やしたのですが傷が深く入ったためKくんの保護者に連絡を取り皮膚科を受診することに。受診後の連絡の時も病院で消毒・保護してもらったことを伝えると「ありがとうございました」と穏やかにお話しされました。
ですが後日、Kくんの保護者の方より園長と話がしたいと担任に話があり、よく聞くとRちゃんの保護者から謝罪がない、どうなっているんだと御立腹の様子。
その後Rちゃんの保護者に園長より子ども同士のトラブルの際にこちらから謝罪するように指示はできないこと・後は保護者間の関係性を考えて送迎時に会えればそこでお話しされたり、会えなければ手紙を書くのもいいのではないかとRちゃんの保護者に謝罪を促すよう話をしてもらいました。
次の日にRちゃんの保護者より、Kくんの保護者の方に謝罪の手紙を渡してほしいとの申し出があり保育者を通じて手紙のやりとりがありKくんの保護者の方も落ち着いたようでした。

対応者の中での対応

トラブルの際、加害児の保護者に謝罪するように促す声かけが必要だった。被害児の保護者の様子も、電話連絡時・送迎時といつもと変わらない様子だったため保育士側もいつもの怪我と変わらない対応をしてしまったが、受診するほどの深い傷・顔の傷だったので誠心誠意の謝罪とその後の保護者に対するフォローが必要だった。
Rちゃんの保護者には毎回引っ掻いてしまったことを伝えていたが、二人の送迎時間にズレがあることに配慮しKくんの保護者の方に会えない時の対応などお伝えするべきだった。Kくんの保護者の方がすぐに園長と話がしたいと言われたため園長に対応してもらったが、その前に担任が保護者とのコミュニケーションを密にし保護者の気持ちに気づくべきだった。

今後同じ事例が起きた時の対処法

子ども同士のトラブルの際に双方の保護者に伝える事は、どんな場面で起きた傷なのか・普段の子どもたちの様子を交えて丁寧にお伝えしていく。
怪我をさせた側・怪我をした側に寄り添いどんな風に普段子ども同士が関わっているかを毎回伝えること。二人の送迎時間も考慮しどんな風にお互いの保護者がコミュニケーションを取れるかを考え保育士が間に入ってサポートすることも必要。
怪我をした子の保護者は今回顔の傷だったこともあり、顔を見るたびに思い出すと話された。傷が消えるまでの保護者の心のフォローをしっかりと行うため、保育者がその傷を忘れずに日々保育にあたらなくてはいけないと思う。

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