保育施設の事例
施設名: 保育園
保育園保育士男性
対応者
対応者 保育士
対応者 女性
お相手
性別 女性
トラブルが起きた背景
私の勤める保育園には、保護者はそれぞれパスコードを所持していて、それを入力することで、1日中保育園の園内の様子をスマホやパソコンで閲覧できるようなシステムが導入されています。
そんな中で、日々保育をしていますが、ある日Kちゃんのお母さんが、自分の子供ばかり怒られている。Kちゃんが可哀想である。などと、日中の保育の様子を閲覧した様子で、園長の方に言ってきました。
実際にKちゃんは、他のクラスメイトよりも話が聞けなかったり、ルールを守れなかったりと、様々な理由で起こられることが多いです。
ですが、必要以上に怒っている保育者はいません。担任と園長と保護者で面談を行い、二中の保育の様子を伝えました。保護者は納得していないようでしたが、あくまで正しい保育を行っているということを、園としてお伝えさせていただきました。
対応者の中での対応
今回のケースでは、音声のない映像を見ただけで、保育の一部を見ただけで、保育をネガティブにとらえた保護者からのクレームのようなものでした。
ですが、担任としては、すべての子供たちに一貫したルールを提供し、保育をしています。保護者がネガティブにとらえたとしても、保育園としては、間違ったことはしていないと、堂々と強い姿勢で、面談を行ったことが良かった点だと思います。
保護者の心配になる気持ちには理解しますが、それで、Kちゃんにはなるべく怒らないようにします、では、日々の保育が成り立たなくなってしまいます。
また、面談を行ったことで多少、日中の保育の様子が分かったようで、安心されたようだったので、しっかりと話を聞き場所、様子を伝える場所を作った点が良かったかと思います。
今後同じ事例が起きた時の対処法
最近では、保育園の様子を配信している保育園も増えてきているので、今後増えてくるトラブルかと思います。
ですが、配信があるからと言って、日々の保育を変える必要はないと思います。
怒られたり、喧嘩したりといった場面を見た保護者から、クレームのようなものが入るかもしれませんが、保育園としてどのようなルールの中で生活しているのか、なぜそのような保育をしていたのか、しっかりと糸のある保育をしていれば、保護者も安心すると思います。
また、不安な保護者がいた場合には、面談期間でなくても、軽い面談のようなものを設けると、お互いに良い影響があると思います。