保育施設の事例

施設名: 保育園

保育園保育士女性

対応者

対応者

対応者 保育士

対応者 男性

お相手

対応者

寝たきり度 J1

認知症の状況

性別 男性

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トラブルが起きた背景

Rさんの家庭は複雑な家庭で、実母と継父とRちゃんの3人家族ですが、両親ともに就労しておらず生活保護を受けています。
同じような家庭背景を持つA君がRちゃんとよく遊んでいましたが、ある日RちゃんからA君に性器を触られたという訴えがあったとRさん(継父)から電話がありました。
子どもからも聞き取りをしましたが、いかんせん子どもからの情報では嘘か本当かも分からないレベルでしたが、Rさんからは保育園の監督責任が不十分だったからこういう問題が起きたのだから、謝罪に来いということでした。
自分は担任ではありませんでしたが、女性の園長に付き添う形で男性の自分も行きました。Rさんからは色々な話がありましたが、要するに和解金のようなものを払えば許してやるという内容でした。
実際に最近はこういうトラブルで弁護士に介入してもらうケースがあることは聞いていたので、一旦園に戻り理事長にも相談し、法人がお世話になっている弁護士さんに介入してもらいました。
交渉の結果、問題を収めるにはいくらかのお金を払った方が無難ということになり和解金を支払いました。
まずは該当した子ども二人と、その近くにいたと思われる子どもたちに事情を聞きました。
しかし古い建物で死角がたくさんあることもあって、周囲の子どもの話からは該当する行為は出てきませんでした。本人たちからの話では、Rちゃんは親から指示をされている様子で明確には何も答えず、A君も知的にも低いことがあって真実がどこにあるかはわかりませんでした。
これを教訓に、死角になるところには子どもには行かせない、外遊びの際の職員配置を増やす等の対応が取られました。

対応者の中での対応

すぐに該当者やその周辺の聞き取りをしたことは良かったと思います。
また園長や理事長などと相談して、対応を協議できたことも良かったと思います。一方で、Rさん宅に行ってしまったことについてはもっと慎重な判断が必要だったと思います。
結局Rさんは自宅で自分のペースで好きなように話をされていたので。

今後同じ事例が起きた時の対処法

まずは死角を作らず職員配置を増やし、職員が見ていない所での問題発生を防ぎ予防行動に力を入れることが大切だと思います。
それでも実際に問題が起こってしまった際には、こちらから保護者宅に出向くのはリスクが高すぎるので保育園に来ていただくか、公的機関の場を借りるなどの対応が必要と思います。
また、今後も同様に和解金等の弁護士さんに介入してもらうケースが増えてくることが予想されるので、普段からの記録の整備など裁判も視野に入れた日頃の対応が必要になってくると思います。
また、弁護士さんを招いての子どもの人権などに関する職員研修も定期的に行い、弁護士との連携を高めていくことが必要と思われます。

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