保育施設の事例

施設名: 保育園

保育園保育士女性

対応者

対応者

対応者 保育士

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 J1

認知症の状況

性別 女性

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トラブルが起きた背景

Sくんが当時流行っていた戦隊ヒーローのアニメに出てくる変身グッズがダンボールで作られたおもちゃを持ってきました。Sくんのお母さんはとても手先が器用で、これもお母さんが作ったものでした。
運動会が間近に迫った頃でしたが、Sくんはおもちゃに夢中になってしまい練習にも参加できず、また日中の活動や食事、午睡の時間さえままならない状況でした。
私はSくんとおもちゃで遊ぶ時間を約束しましたが変わらず。周りの友達も欲しがって収拾がつかなくなってしまいました。そのため、お約束が守れないのであれば保育園に持ってこないようにお家で遊ぶようにSくんに伝えました。
すると次の日、Sくんのお母さんから「せっかく作ったのに捨てろと言われた」とお怒りの電話が来てしまいました。
Sくんにのみ話をして、お母さんに詳細を伝えなかったことを謝罪し、捨てるように言ったのではなく家で遊ぶように言ったこと、おもちゃが気になってしまったSくんや周りの友達の状況を説明しました。
その頃は進級して担任が変わったばかりだったのですが「前の担任の先生は許してくれていた」ということだったので前年度の様子を前担任に聞き、改めて園内での連携が取れていなかった旨も合わせて謝罪しました。
そこから私とSくん、お母さんと3人で話し合い、おもちゃは家で大切に遊ぶように決めることができました。

対応者の中での対応

仕事の忙しいお母さんだったので、普段から延長保育だったSくん。
私もお母さんと顔を合わせて話をする機会がほとんど無く、連絡帳も書いてこないことがほとんどだったため、Sくんと約束をしたその日のうちにお母さんに伝えることをしなかった私の落ち度であると感じました。
進級し、担任も変わったばかりで信頼関係も薄い中で起きたトラブルでしたが、何度も話し合いながらお母さんにもSくんにも納得してもらえて良かった。

今後同じ事例が起きた時の対処法

保護者の方のお怒りの言葉に気を病んでしまいますが、心から謝った上で保育士として子どものためにどうしていきたいのかを伝えながら相手の納得のいくまで話し合うことが大事だと感じました。
他の先生と比べられた様な時にはその先生や上司の先生にも相談をしてどのような対応をとるべきかみんなで考えると良いと思います。
保護者と保育者との間には信頼関係が大切だと思います。
こちらの誠意を見せることで保護者の方に安心して子どもを預けてもらえるようにしていけると良い。

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