保育施設の事例

施設名: 保育園

保育園その他女の子

対応者

対応者

対応者 保育士

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 J1

認知症の状況

性別 女の子

記事をチェック

SNSで知り合いにシェア

facebook

line

twitter

トラブルが起きた背景

年長児クラスの子どもたちの間で、登園バッグにキーホルダーを付けて登園し見せ合うことが流行っていました。
ある日、仲のよいTちゃんとSちゃんが、ロッカーのそばで自分のバッグのキーホルダーを触りながらひそひそと小声で話している姿があり、その時は(内緒話かな、微笑ましい)と思って見ていましたが、次の日Tちゃんの保護者から「バッグに付けていたキーホルダーが無くなっている。」とのお話があり、私は昨日のひそひそ話の光景を思い出し、あの時に何かあったのではないかと予想しました。
さりげなくTちゃんに尋ねると「Sちゃんがね、かわいいね、ほしいなって言ってたからあげたの。」という言葉があり、Sちゃんにも確認してそれが事実であるということが分かりました。
私はその場でTちゃんとSちゃんを叱ることはせずまず園長に報告し、その日のお迎えの際にTちゃんSちゃんの保護者に、園長と現場を見ていた私とで報告をしました。
幸い2人の保護者はプライベートでも仲が良く、話し合いの場の雰囲気が悪くなることなくキーホルダーも無事持ち主に戻りましたが、Tちゃんの保護者から「Tが最近キーホルダーを見せびらかしたいがあまり、事あるごとに買ってほしいとねだってきて困っている。」というお話があり、年長児クラスの現状をあまり良く思っていない様子が伺えました。
このトラブルを受けてすぐに保育士間で話し合いを行い、キーホルダーを登園バッグにつけてくるのは不可とし、代わりにワッペンなど個人の目印となるものであれば可として、保護者向けにお知らせを発行し年長クラスの子どもたちにも話して伝えました。

対応者の中での対応

何気ない姿の中にある「いつもと違う様子」に気づけたことで保護者の不安、不信感に対して早急に対応できたのでよかったす。
しかし他の保育士にも2人の姿について話していれば、問題が発覚する前に未然に防ぐことができたのではないかと感じます。

今後同じ事例が起きた時の対処法

何気ない姿でも、保育士同士で共有できているかどうかが鍵になるかと思います。
この事例ではたまたま私の直感が当たりましたが、目撃した保育者がいつもと違う「何か」に気づけないことも大いにあり得ます。複数人で状況を共有することで、問題解決がよりスムーズに、対応策がより具体的になるということを保育士間で共通認識して、子どもの姿を伝え合うことを日常的に行っていく必要があると思います。

記事をチェック

SNSで知り合いにシェア

facebook

line

twitter

介護施設の事例一覧へ