保育施設の事例

施設名: 保育園

保育園保育士女性

対応者

対応者

対応者 その他

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 J1

認知症の状況

性別 女の子

記事をチェック

SNSで知り合いにシェア

facebook

line

twitter

トラブルが起きた背景

集団で子供たちを預かり保育をしています。
スポーツクラブなので水泳や跳び箱やマット運動、鉄棒などをする時間も多くなっていて、保護者もそれを理解し他の施設ではなく選んでくれて通われている印象です。
ある授業が終わったあと、Hちゃんの保護者から施設に電話がありました。帰宅後Hちゃんの右ひじの関節が抜けていたということです。
その日はスポーツの授業はなく主に制作だったので、施設側としては心当たりがありませんでした。
担当していた保育士補助のEさんは、Hちゃんの様子におかしいところは見られなかったとのことでした。
すると後から保護者の方が、実はHちゃんの右ひじは抜けやすく赤ちゃんの頃からよく抜けていたので、今回も理由はわからないが施設内で抜けたのではということでした。
状況がわからないためどこで肘が抜けたのかはわかりませんでしたが、責任者がHちゃん宅まで出向き医者に同行して状況を確認しました。
保護者はクレーム等はいわず、先にその件について伝えていなかったことを謝罪してくださいましたが、施設としても預かっている子供の肘関節が抜けていることに気が付かず帰宅させてしまったことを謝罪し、今後も気を付けながら通ってもらうことになりました。
担当していたEさんの話だと、重いものを持ったり他の子供との過度なふれあいもなかったため、手をつないでひっぱった覚えもないとのことで、今後の対応では腕や手を触らないように保育することになりました。

対応者の中での対応

Eさん自身はHちゃんの肘が抜けやすいことは知らなかったので、保育時には特に注意を向けることができませんでした。
施設内で関節が抜けていても、Hちゃんが泣いたり痛がる様子も見られなかったので、帰宅し保護者から連絡があるまでわからなかったのが悪かった点です。
コロナのこともあり、通常行われる入園時の面談をしなかったこともあり、保護者とのコミュニケーションが足りなかったことも原因です。
Eさん自身が悪いわけではなく施設としての問題でした。Eさんを責めるのではなく、責任者及び施設長が保護者に対してきちんと対応したことが良かった点です。

今後同じ事例が起きた時の対処法

今後の対応として、スポーツの授業時においてHちゃんにどこまでやらせてあげればいいか、保育士や指導員ともにミーティングはしなければなりません。
種目によってできること、難しいこともあるので特にHちゃんの様子を見る必要があります。通常どうやってHちゃんが過ごしていて腕を使っているのか、肘を使っているのかの観察をして、いつもと少しでも様子が違うようならすぐ保護者に連絡をするなど、これまで以上にスタッフ、責任者、保護者とコミュニケーションをとっていかなければならないと思います。

記事をチェック

SNSで知り合いにシェア

facebook

line

twitter

介護施設の事例一覧へ