保育施設の事例
施設名: 幼稚園
幼稚園幼稚園教諭女の子
対応者
対応者 幼稚園教諭
対応者 女性
お相手
寝たきり度 J1
認知症の状況 Ⅰ
性別 女の子
トラブルが起きた背景
4歳児(年中)で入園してから毎日のように泣き叫び、保育室にも入ろうとしないAちゃん。
毎日のように家に帰ろうとして、帰宅時にはぐったりしてしまう状態でした。
4月中はそんな感じだったのでさすがに保護者も疲れていたようです。
幼稚園で泣いてしまい、給食も食べず「ママ」とずっと言って泣いているので、帰宅後はおやつを食べて寝てしまい生活リズムも狂い保護者もしんどかったようです。何より友達に「今日も泣いていた」と言われるのが一番つらかったようです。
保護者には、もう少ししたら落ち着くのでもう少し様子を見てくださいとお伝えしました。
対応者の中での対応
Aちゃんは周りの様子をよく見ていた子どもでした。泣き叫んでいても、ほかの子どもが大変なことが起きてしまうと必ずそちらを見てもう一度泣くという感じです。
3年保育~入園した子どもはしっかりとしていたのに、自分だけ4歳児で入園したので戸惑いもあったと思います。
なので寄り添えるところは寄り添い、自分ですべきところは自分でするように声掛けをしました。
すると泣きながらも身辺整理などは自分でして、泣きながらも絵をかいたりしていたので、できたことは褒めて自信をつけさせる毎日を送りました。するとゴールデンウィーク明けには、何事もなかったように泣くこともなく本来のRちゃんらしく遊ぶようになりました。
今後同じ事例が起きた時の対処法
Rちゃんのように泣いてしまうと、泣かせるのをやめるためにそちらにばかり目が行ってしまいますが、まず何故泣いているのかを見極めることが大切です。
そしてこの時期には、普段の生活ができるようにと目標をもって接していくことが必要です。
そして不安になっている保護者には安心できるように連絡を取り、毎日笑顔で幼稚園に送り出してもらうように声を掛けました。
幼稚園についたら、こちらに安心してお任せしてほしいという旨をしっかりと伝えることにより保護者も安心すると思います。