保育施設の事例

施設名: 幼稚園

幼稚園幼稚園教諭女性

対応者

対応者

対応者 幼稚園教諭

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 J1

認知症の状況

性別 男の子

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トラブルが起きた背景

年中の担任をしていた時のことです。
K君は年中からの入園で、お兄ちゃんも私が担任したこともありお母さまも知っていました。
クラスには役員さんがいるのですが、何か行事があるとお手伝いでトイレに行かせてもらったりしていました。
その中で親子観劇会があったのですが、K君が会場内を走り回り席に着かないので役員さんもはさみうちをしながら対応してくれていました。
K君のお母さまも会場内にはいたのですが、保護者席は少し離れていて我が子に気づいていながらもどうしたら良いのだろうという感じでした。
K君に悪気はなく、遊んでくれて楽しいという感覚だったと思います。
そして、普段のクラスの様子も落ち着きがなく座っていられず友達のカバンを端から端まで床に落とし楽しみ、朝の会なども成り立ちませんでした。そんなことを子ども達は素直にお母さんに話します。
色々なところからそんな様子を聞いた役員のお母さまが代表してクラスがちゃんとやっていけるか、K君のお母さんの対応に不満だと言うことを話してくれました。
歩きの登降園の方達だったので、少し園の様子も見られたり、保護者同士顔を合わせることもありました。
主任に相談し、K君のお母さんと面談をしてクラスの様子を伝えお母さまも少し気になっていたようで療育に行くことが決まりました。
結果は発達障害があり今後も療育に通うことになりました。そして加配で1人先生が専属でつくことになり2人体制でやっていきました。

対応者の中での対応

保護者の代表として話してくれた保護者に感謝すると共に現状を伝えたこと、加配を付けたことでクラス運営がスムーズに行くようになったことで保護者の不安を取り除いたことです。
年度末が近づくと、年長のクラス替えについての質問も増え同じ学区域だと同じクラスになることが多いので、そのタイミングでK君のお母さまに、新しいクラスになった保護者の集まりで一言現状とよろしくお願いしますを話してもらえたらと、主任からのアドバイスもあり主任と私同席のもと行ないました。

今後同じ事例が起きた時の対処法

子どもが悪い訳でもなく保護者が悪い訳でもなかったと思います。発達障害の認知があまりなかったのと、発達障害についての理解がなかったことが問題だったのかなと思いました。
保護者の方の言い分としては、大変な子どもなんだから一言ご迷惑をおかけします、やよろしくお願いしますの一言が欲しかったようです。
その保護者同士のコミュニケーションが取れていればと思いました。やはり我が子が可愛いし、ちゃんとやっていけるのかという不安を持つのは当たり前だと思います。
しかし運動会や保護者参観などで実際の様子を見てもらい、我が子が楽しんでいたりしっかりお返事ができていたり等感じてもらえたら保護者も安心してくれます。お互いが納得のいくまで話し合い、信頼関係を築いていくことが大切だと思います。

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